ダイワボウ情報システムとPTCの提携
ダイワボウ情報システム株式会社(DIS)とPTCジャパン株式会社(PTC)が、製造業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目指して販売代理店契約を結びました。これにより、両社の協業において、DISはPTCが提供する先進的な3D CADツール「Creo®」や製品ライフサイクル管理(PLM)システム「Windchill®」を全国で販売することになります。
製造業のDX化への期待
日本の中小規模の製造業は、競争力を維持・向上させるためにDXの加速が求められています。しかし、未だに多くの企業が2D設計や紙の使用に依存している現状や、分散した情報システムが改革の妨げになっています。PTCは、その豊富なエンジニアリングの知見をもとに、3Dデータを駆使した設計から生産プロセスの統合を進めてくださいます。
一方、DISは全国約19,000社の販売パートナーを持ち、地域に密着した営業支援を行っています。この地域重視のビジネスモデルは、製造業への手厚いサービス提供や維持に大いに役立つことが期待されています。
協業の具体的な内容
今回の提携により、DISは、Creoを通じた短納期での3D製品設計を実現し、Windchillを用いて製品データの一元管理が行える環境を整備します。また、DISの全国の販売パートナー向けに技術支援や教育プログラムも強化し、企業のDX化を促進します。
ダイワボウ情報システムの代表取締役社長、松本裕之氏は、「PTCとの提携により製造業の効率化とDX化の実現への貢献が期待されている」と述べています。製造業は日本経済の重要な基盤であり、ビジネスの進化には必須の取り組みといえるでしょう。
PTCジャパン株式会社の社長、神谷知信氏も、「設計の3D化はDX実現の鍵であり、企業内での利用率の向上や教育・サポート体制が必要である」と強調しています。PTCはDISが持つ地域での強いネットワークと知見を活かし、地域の製造業へのDXを加速させることに全力を尽くしていく意思を示しています。
まとめ
DISとPTCの提携は、製造業に新たな風を吹き込むものであり、特に中小企業においてDXの実現を後押しする期待が高まっています。これからの日本製造業は、いかにデジタル技術を活用していくのか、その創造的な変革が注目されています。両社の取り組みにより、業界が活性化し、競争力が強化されることを期待したいです。
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DIS
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PTC