下水道の魅力再発見
2018-10-18 14:00:08
若者が東京下水道を魅力的に発信する取り組みとは
若者が編集力で下水道の魅力を発信
東京都下水道局が進める「東京地下ラボ」プロジェクトは、若者層に向けて下水道の新しい魅力を再発見することを目的とした取り組みです。このプロジェクトでは、東京下水道の重要性や先進性を参加者自身の手で掘り下げ、魅力的に発信する方法を学びます。
プロジェクトの背景と目的
このプロジェクトは、若い世代が下水道に対して持つイメージを刷新し、彼らがその重要性を理解することを促進することを目指しています。昨今、環境問題や持続可能性が話題となる中で、水環境についての関心を高めることが求められるようになりました。そこで、下水道の持つ大切な役割や機能を若者たちに直感的に理解してもらう機会を提供します。
プロジェクトの流れ
プロジェクトは大きく3つのプログラムに分かれています。
1. ワークショップ では、実際に雑誌の編集を手掛けるケトル編集長・嶋浩一郎氏を招き、編集スキルを学びます。参加者たちは、斬新なアプローチや効果的な発信方法を実践的に学びつつ、下水道の魅力をどう表現するかを考えます。
2. フィールドワーク では、多摩川における下水道の影響を観察し、自然環境とその保全についても考える時間を持ちます。プロ・ナチュラリスト佐々木洋氏の指導のもと、川の生物や植物を観察し、下水道の役割を実感するプログラムが計画されています。
3. 成果報告会 では、参加者がこのプロジェクトを通じて制作したZINEを発表します。審査員による講評や、他の参加者との交流の場も設けており、より良い発信方法を探るきっかけとなります。
参加募集と条件
このプロジェクトは、全日程に参加できる大学生や専門学校生の中から、選抜された参加者が集います。水環境や地域活性についての関心が高い方、また編集やデザインに興味を持つ学生にとって、貴重な学びの場となるでしょう。応募は無料で行え、交通費以外の費用は不要です。応募者多数の場合には、選考が行われます。
学びと体験の場
このプロジェクトを通じて得られるのは、単に知識や編集スキルだけではありません。参加者はより実践的なスキルを身につけ、さらに地域社会に貢献する意識を育むことが期待されています。また、若者が主導することで新しい角度から下水道の価値が発見され、地域の認識向上にもつながることが望まれています。
まとめ
東京都下水道局の「東京地下ラボ」プロジェクトは、若者たちが自ら下水道の魅力を掘り起こすだけでなく、編集スキルを磨くことで創造的な発信者として成長できる貴重な機会です。この取り組みは、持続可能な都市づくりや水環境への理解を深める重要な一歩となることでしょう。
会社情報
- 会社名
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東京都下水道局
- 住所
- 東京都新宿区西新宿2-8-1東京都庁第二本庁舎28階南側
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