東洋美術学校が新たに開講するLive2D授業について
東京・新宿に位置する東洋美術学校が、2023年よりモバイルゲームやアプリ向けのCGアニメーション授業をスタートします。この授業では、株式会社サイバーノイズが開発したLive2Dを使い、学生たちが2Dイラストを3Dのように立体的に表現する技術を学ぶことができます。
Live2Dとは何か?
Live2Dは、歪んだり崩れたりせずに、2Dイラストを生き生きと動かすことができる革新技術です。これにより、イラストはただの静止画ではなく、アニメーションが可能となり、より多様な表現が実現できます。特に、スマートフォン向けのアプリやゲームでは、その効果が大いに発揮されます。日本の2Dアニメーション技術が世界中に影響を与える中、Live2Dはその中心的な存在となっています。
新しい授業の内容
このモーションデザイン/Live2Dの授業は、2年制イラストレーション科のコミックイラストコースの生徒を対象に立ち上げられました。年間を通じて、理論、実技、自主制作と段階を追って進むカリキュラムが組まれています。具体的な内容は、以下のようになっています。
- - LEVEL 1: Live2D Cubismの制作フローを理解する。サンプルキャラクターを用いてModeler作業を行う。
- - LEVEL 2: Live2D Cubismを使ったアニメーション映像の作成。ポリゴン作成やデフォーマの作成、Animatorを用いたアニメーションを学ぶ。
- - LEVEL 3: アプリ用シーンを作成し、アプリに組み込む方法を習得する。
- - LEVEL 4: オリジナルキャラクターのモデル制作を通じ、自分自身の作品を完成まで持っていく。
講師には、スタジオアカランタン代表の大平幸輝氏が就任。彼の豊富な経験と技術を直接学ぶ機会は、学生たちのスキル向上に大きく貢献するでしょう。
産学連携の意義
東洋美術学校がこの新しい授業を立ち上げた背景には、現代のCGアニメーション市場におけるニーズの変化があります。特に、コンシューマーゲームからモバイルアプリへと移行が進む中で、キャラクターを中心にした全ての動作をデザインできるイラストレーターの育成が求められています。学生たちは、オリジナルキャラクターや企業と連携したキャラクターコンテンツのモーションデザインを学び、業界での実践的な知識を身につけることができます。
このように、東洋美術学校の新しい取り組みは、未来のクリエイターたちに多くの夢と可能性を提供してくれることでしょう。CGアニメーションの分野で活躍したい学生にとっては、理想的な学びの場となるに違いありません。これからのキャリアの一環として、新たな挑戦を期待したいところです。
お問い合わせ
本授業についての詳細や申し込みについては、東洋美術学校の公式サイトや産学連携事務局までお問合せください。新しい学びに挑戦する絶好の機会です!