旭化成の水現像フレキソ樹脂版「AWP™」が伊藤園「健康ミネラルむぎ茶(ティーバッグ)」のパッケージに採用!環境負荷低減に貢献
旭化成株式会社は、伊藤園の「健康ミネラルむぎ茶(ティーバッグ)」の包装印刷に、水現像フレキソ印刷樹脂版「AWP™」が採用されたことを発表しました。
「AWP™」は、従来の油性グラビア印刷に比べて、CO2排出量を約14%削減できる画期的な技術です。
水性フレキソ印刷と水現像版「AWP™」の組み合わせ
水性フレキソ印刷は、溶剤インクを多く使用するグラビア印刷に比べ、VOC排出量が低く、低温での乾燥が可能でエネルギー消費を抑えることができます。さらに、水現像版は、水をベースにした現像液を使用するため、VOCを含む有機溶剤の使用を避けられます。
フィルムラミネーションにおける無溶剤型接着剤の使用
「AWP™」を採用したパッケージでは、フィルムラミネーションにおいても無溶剤型接着剤が使用されます。常温での硬化が可能で乾燥工程も不要なため、CO₂並びにVOC排出を削減できます。
環境負荷低減への取り組み
近年、環境への意識が高まり、パッケージ印刷においてもフレキソ印刷への関心が高まっています。特に、印刷プロセスで溶剤を使用しない水性フレキソ印刷への期待は大きいと言えるでしょう。
旭化成は、グループミッションとして“世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献します”を掲げ、水性フレキソ印刷及び水現像版「AWP™」の普及に努めています。
まとめ
旭化成と伊藤園の取り組みは、パッケージ印刷における環境負荷低減に向けた大きな一歩と言えます。水性フレキソ印刷と水現像版「AWP™」の普及により、印刷現場の環境負荷が低減され、持続可能な社会の実現に貢献していくことが期待されます。