ソルビファイ、1.7億円の資金調達を実施
IT/DXプロジェクトの成功をサポートするAI SaaSツール「SolvifAI」を開発しているソルビファイ株式会社が、プレシリーズAで1.7億円の資金調達を行ったことが報道されました。リード投資家にはジャフコグループ株式会社が名を連ね、株式会社サムライインキュベートも出資に加わっています。この資金調達は、日本におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)のニーズに応えるための重要な第一歩となります。
資金調達の背景
日本におけるDXは企業の競争力を高めるために欠かせない経営戦略として位置づけられていますが、現状では上流工程が属人的な対応に頼っています。一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)の調査によると、過去10年間でシステム開発の品質・予算・工期の達成率は低迷しています。この要因として、要件定義が複雑化していることが挙げられます。
SolvifAIの目指すもの
ソルビファイは、2024年よりIT/DXプロジェクトの成果物を自動生成し、プロジェクト管理業務を自動化するSolvifAIの提供を開始する予定です。Experiencesやスキルに依存せず、要件考慮漏れを抑えることができるAI機能群の開発を進めています。これにより、プロジェクトを順調に進め、期待される効果を創出することを目的としています。例えば、AIは前工程の成果物をインプットとして次工程を生成し、不足している情報もAIの助けで補完することが可能です。
調達資金の使途
調達した資金は、AIの適用領域を広げ、体制を強化するために使われます。ソルビファイは、専門家による支援を受けながら企業のIT/DX実現のための基盤を構築していくとしています。投資家からは、AI SaaSを活用することで日本企業の生産性向上やベンダー依存の解消を図ることが期待されています。ジャフコグループのパートナーも、ソルビファイが持つ問題解決能力を高く評価し、今後の成長を信じています。
ソルビファイの展望
CEOの湯淺元祥氏は、上流工程の課題を解決し、日本のイノベーションを加速させるための目標を掲げています。それに伴い、現在エンジニアやカスタマーサポート職などの新メンバーを募集しています。「まだ正解がない」という分野で、新たな挑戦に共に取り組む姿勢を持つ人材歓迎されています。ソルビファイの採用ページには、みなさんの挑戦を待つ情報が掲載されています。
会社概要
ソルビファイは、2023年9月に設立されたスタートアップで、東京都港区に本社を置いています。AI SaaSを通じて、IT/DXプロジェクトに関わる業務の自動化を進め、企業の競争力を高めることを目指しています。独自のAI技術に基づいたソリューションを提供することで、企業のDXスキルの向上にも寄与しています。詳細は公式サイト(
solvifai.jp)をご覧ください。