都市デジタルツイン 共同開発
2022-08-02 10:00:13
ユーカリヤと応用技術が都市デジタルツイン推進へ共同開発スタート
ユーカリヤと応用技術が連携し進化する都市のデジタルツイン
日本のスタートアップ、ユーカリヤと応用技術株式会社が新たに連携し、都市におけるデジタルツインの革新的な活用を推進することが発表されました。両社は東京大学大学院情報学環の渡邉英徳研究室と共同で開発したオープンソースプラットフォーム「Re:Earth」を基に、コンサルティングサービスを立ち上げます。
デジタルツインの革新を目指す
「Re:Earth」は、都市の3次元地理空間情報をシームレスに活用できるオープンソースシステムで、これによりデジタルツイン技術の実装が各企業や団体にとって容易になります。都市や地域におけるデータの可視化と分析は、今後のスマートシティ構想に欠かせない要素で、特に官公庁や建設、不動産といった分野での展開が見込まれています。両社はこれにより、持続可能で変化に強いシステムの提供を実現し、市民サービスへの応用も視野に入れています。
共創によるビジネスの拡大
ユーカリヤは、自社で開発した「Re:Earth」を通じて都市空間の活用や分析のコンサルティングを行い、応用技術はこのプロジェクトを支える重要なパートナーとして機能します。双方の強みを生かし、生活の質を高めるIT基盤の整備に寄与することを目指しています。特に、応用技術のエンジニアリング経験は、デジタルツインのスムーズな商業化にもつながるでしょう。
オープンソースによる持続可能な開発
「Re:Earth」の最大の利点は、ユーザーがシステムを自由にカスタマイズできる点です。オープンソースという特性は、企業や団体が独自のニーズに応じてシステムを適用しやすくするため、導入や運用コストの低減にも貢献します。また、リアルタイムでのデータ分析が可能となったことで、迅速な意思決定やリスクマネジメントが実現します。
今後の展望
両社は、今後も「Re:Earth」を基軸としたさまざまなプロジェクトやサービス展開を行い、協業を通じて相乗効果を生むことを狙っています。特に、地方自治体や民間企業との強力なパートナーシップを築くことで、地域に根ざしたデジタルソリューションの普及を図る方針です。
この取り組みが進むことで、より良い都市生活の実現が期待されます。ユーカリヤと応用技術は、「ITによる豊かな社会の実現」という共通の目標を掲げ、今後の活動を続けていくことでしょう。イノベーションの波が、これからの都市の風景を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
会社情報
- 会社名
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応用技術株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市北区中崎西2-4-12梅田センタービル
- 電話番号
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06-6373-0440