川越事業所の取得
2023-03-02 13:30:21

Adragos Pharma、川越事業所を取得し日本市場へ本格参入

Adragos Pharma、川越事業所取得で日本市場に新たな風



2023年3月2日、ドイツを拠点とする医薬品受託開発製造企業、Adragos PharmaがSanofi株式会社から川越事業所を正式に取得したことが発表されました。これにより、Adragos Pharmaは日本市場において3番目に大きなCDMO(医薬品受託開発製造)企業としての地位を確立します。業界関係者や医療関係者からは、さらなる品質向上と供給体制の強化が期待されています。

事業所の取得とその背景



川越事業所は、日本の製薬産業において重要な役割を果たし、Sanofiのもとで経口固形製剤とアンプル製剤の製造を担ってきました。さらに、アジア市場向けの製品に対しても、梱包や品質管理が行われ、厳格な基準を満たしています。Adragos Pharmaがこの事業所を引き継ぐことで、長期的な供給契約が新たに締結され、安定した生産体制が期待されます。

セレモニーは3月1日に執り行われ、Sanofiの従業員とAdragos Pharmaのマネジメントを含む関係者が出席しました。Sanofiの代表、ジェレミー・ゴルドナデルは、50年以上の歴史を持つ川越工場の専門性と従業員に対し感謝の意を表し、Adragos Pharmaとのパートナーシップがもたらす信頼できる医薬品供給の重要性を強調しました。

Adragos Pharmaの未来へのビジョン



Adragos PharmaのCEO、アンドレアス・ラーベ博士はこの取得を、「世界的なCDMOとしての第一歩」と位置づけ、日本国内のみならず欧州や北米市場にも新たな顧客を開拓する計画を明らかにしました。今回の取得は、同社のサービスや生産能力を大幅に向上させることが期待され、さらなる市場拡大に向けた取り組みが始まります。

CTOのマルコ・ゴーガス氏は、川越事業所の生産能力が今後の成長の基盤となると考え、「経済的かつ高品質な医薬品を安定供給するために全力を尽くす」と述べています。

まとめ



このように、Adragos Pharmaが川越事業所を取得したことは、医薬品業界に新たな可能性をもたらすニュースです。日本市場における成長が期待されており、今後の展開に目が離せません。Adragos Pharmaは、顧客中心・データ重視の戦略を通じて、より良い医薬品を提供するために、既存のネットワークを拡大し続けることでしょう。今後もこの業界での彼らの動向には注目です。

会社情報

会社名
Adragos Pharma GmbH
住所
Sonnenstrasse 17, 80331 Munich, Germany
電話番号

トピックス(経済)

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