中小企業M&A研究会
2025-08-25 09:26:56

日本初の包括的研究!中小企業のM&A現状と課題を探るオンライン報告会

中小企業のM&Aに関する新たな視点



2025年9月18日、早稲田大学とインクグロウ株式会社が共同で実施した「中小M&Aの現状と課題に関する調査」に基づく研究報告会がオンラインで開催されます。このイベントは、全国で譲渡・譲受の経験を持つ中小企業を対象に行われた調査の結果をお伝えするものです。

M&Aの意義と課題

近年、日本の中小企業においてM&A(企業の合併・買収)は重要な事業承継や成長戦略として位置づけられています。経営者の高齢化に伴い、後継者不在による廃業リスクが増加している中、事業の継続や雇用の維持を図るためにM&Aは有効な選択肢とされています。特に大手企業だけでなく、中小企業でも競争力強化や新規事業開発のための戦略的なM&Aが進んでいます。

しかし、M&Aはシンプルな資本の移動では済まず、成功後のシナジーの創出や組織文化の融合といった多くの課題が存在します。調査によれば、譲渡企業のオーナーたちはM&Aに満足しているものの、次の取引に消極的な場合も見られます。これらの事実は、M&Aを取り巻く環境の改善がいかに求められているかを物語っています。

オンライン報告会の詳細

今回の報告会は、15:00から17:30までオンラインで行われ、参加者はZoomを通じて視聴できます。プログラムには、主催のインクグロウ代表取締役社長の鈴木智博氏による挨拶と主旨説明が含まれ、続いて早稲田大学の久保克行教授による調査結果の解析が行われます。また、M&Aを複数回経験した企業の実例を通じて、譲渡時のタイミングとその後の経営への影響をテーマにしたセッションも予定されています。発表者には、現場での経験に基づいた貴重な意見を交える、湧別小型運送株式会社の福原裕二氏や、株式会社日誠電工の日原誠氏が名を連ねています。

調査結果のハイライト

本調査では、日本初となる譲渡側オーナーへのアンケートも実施され、実際の声やM&Aに関する課題が明らかになりました。結果として、約70%から80%のオーナーがM&Aによる譲渡に満足していることが分かり、複数回譲受を行っている企業は成功する傾向があることも示されています。一方で、成功を収めているにもかかわらず、次回の譲受に対して消極的な企業が多いことも指摘されています。

今後、M&A市場は更なる拡大が期待されており、企業間の結びつきを強化するためにも、継続的な支援と情報提供が急務です。M&Aを利用した持続的成長を実現させるためには、企業同士の適切なマッチングや評価、統合プロセスの設計が不可欠です。これは中小企業が抱える現実的な問題であり、本研究会を通じてその解決策が見つかることが期待されます。

この機会に、M&Aについての理解を深め、自社の成長戦略に役立てるために、ぜひ参加をご検討ください。


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会社情報

会社名
インクグロウ株式会社
住所
東京都中央区日本橋馬喰町1丁目12-3 Daiwa日本橋馬喰町ビル2階
電話番号
03-6264-9375

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