レバノン渡航注意！一部地域危険レベル引き上げ、最新情報まとめ

レバノン渡航に関する危険情報：一部地域で危険レベル引き上げ

外務省は、レバノンの一部地域において危険レベルを引き上げ、渡航中止勧告を発出しました。具体的な地域は、南レバノン県南部（ティール以北の地中海岸地域を除くスール地区）及びナバティーエ県のリタニ川以南（ビント・ジェベイル地区及びマルジャユーン地区）、ナバティーエ県（ナバティーエ地区及びハスバイヤ地区）の国境周辺（同ラインから約４キロメートルの範囲）です。これらの地域では、イスラエル軍とヒズボッラー等との間で攻撃の応酬が発生しており、民間人を含めて死傷者や被害が生じています。攻撃が激化し、大規模な交戦につながる危険性が高まっているため、外務省は同地域を「レベル４：退避勧告」に引き上げ、渡航を強く中止しています。

レバノン渡航の危険性

レバノンは、長年内戦や政治不安を抱え、治安が不安定な国です。近年では、経済危機による国民の生活困窮、シリア難民の流入、テロの脅威などが深刻化しており、安全対策を十分に講じなければ危険な地域と言えるでしょう。

具体的には、以下の様な危険性が挙げられます。

軍事衝突: イスラエル軍とヒズボッラーの攻撃が激化しており、大規模な交戦に発展する可能性も懸念されています。
テロ: ISILによるテロの脅威は依然として存在し、特に南部や北部では、テロ組織が潜伏している可能性があります。
犯罪: 銃器が蔓延し、窃盗、強盗、誘拐などの犯罪が発生しやすい状況です。
政治不安: 政府の機能不全や政治的対立が深刻化しており、デモや抗議活動が頻繁に発生しています。

レバノン渡航を検討される方へ

レバノンへの渡航を検討されている方は、以下の点に注意してください。

最新の情報収集: 外務省の海外安全ホームページや報道機関の情報などを参考に、最新の状況を把握しましょう。
危険地域の回避: 危険レベルが高い地域への渡航は絶対に避けましょう。
安全対策: 危険な地域への立ち入りを避け、夜間の外出は控え、人通りの少ない場所を避けるなど、安全に配慮した行動を心がけましょう。
緊急連絡先: 緊急時に連絡できるよう、在レバノン日本国大使館の連絡先などを事前に確認しておきましょう。

レバノン滞在中の注意点

レバノンに滞在する場合、以下の点に注意しましょう。

銃器: レバノンでは銃器が蔓延しており、ささいなトラブルから発砲事件に発展する可能性もあります。銃撃事件に巻き込まれないよう、周囲の状況に注意し、危険な場所には近づかないようにしましょう。
薬物: レバノンでは違法薬物の利用、所持、運搬は厳重に処罰されます。安易な気持ちで薬物に手を出すことは絶対にやめましょう。
抗議活動: レバノンでは、経済危機や政治不安による抗議活動が頻繁に発生しています。抗議活動に遭遇した場合は、絶対に近づかないようにし、安全な場所へ避難しましょう。
情報収集: テレビ、ラジオ、インターネットなどから、最新の治安情報や生活必需品の供給状況などを収集しましょう。