東京都荒川区とウォータースタンド、持続可能な環境の実現を目指す連携協定を締結

東京都荒川区とウォータースタンド、持続可能な環境を共に実現

2025年5月1日、東京都荒川区とウォータースタンド株式会社は「熱中症予防の推進及びプラスチック製品の使用抑制に関する連携協定」を締結しました。この協定は、両者が協力し合いながら、水分補給の促進を図り、同時に使い捨てプラスチックの使用削減に向けた取り組みを進めるものです。

協定の背景と目的

本協定の主な目的は、マイボトルの利用を促進し、熱中症予防を推進する環境を整えることです。また、公共施設などにマイボトル対応型の給水機を設置することで、ペットボトルなどの使い捨てプラスチックによる環境負荷を軽減することも目指しています。荒川区長の滝口学氏とウォータースタンドの関東第一支社長遠藤貴之氏の署名により、正式に協定が結ばれました。

マイボトル対応型給水機の設置

荒川区とウォータースタンドは、公共施設にマイボトル用の給水機を設置します。これにより、区民が気軽に水分補給を行えるとともに、使い捨てプラスチック製品の使用が抑制されるでしょう。両者はこの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現を目指して協同していくことになります。

荒川区の環境政策

荒川区は「環境先進都市あらかわ」を実現するため、区民、事業者、行政の協力のもとで環境政策を推進しています。「荒川区環境基本計画」には、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることが掲げられており、2030年度に向けた中期목標も設定されています。この政策の一環として、今回の協定の締結が行われました。

ウォータースタンドの取り組み

ウォータースタンドは、浄水型ウォーターサーバーのレンタル事業を展開しており、プラスチックボトル削減を目指す「ボトルフリープロジェクト」を進行中です。このプロジェクトは、全国の地方公共団体や教育委員会と連携し、持続可能な水供給を実現するものです。2030年までのプラスチックボトルの削減目標を掲げ、地域全体での意識の変革を促進しています。