エンバカデロ・テクノロジーズが新しいデータベースエディションを発表
エンバカデロ・テクノロジーズは、SQLデータベース「InterBase」の組込版であるIBToGoとIBLiteの新しいエディションを提供開始しました。この新エディションは、アプリ開発者に向けて様々な機能向上を図ったものです。
InterBaseの特長とは?
InterBaseは、高いスケーラビリティを持ち、フル機能装備となっているSQLデータベースです。管理タスクは不要で、UnicodeやSQL準拠のマルチデバイス対応を実現しています。このため、単体デバイスから数百ユーザーにわたる複雑なエンタープライズソリューションまで、幅広く対応しています。
InterBaseは、その精度と信頼性から、医療機関、鉄道システム、POSシステム、CRM、ERシステムなどのミッションクリティカルな分野でも利用されています。特に、24時間ノンストップで動作することができるため、過酷な環境でもその性能を発揮しています。
実際に、NASAの火星探査車ローバーのデータベースソリューションにも用いられており、管理者を置くことが難しい環境での運用実績も持ちます。
IBLiteとIBToGoの特徴
新たに無料で提供されるIBLiteは、スタンドアロンのデータベースエンジンとして、デスクトップやモバイル向けのローカルアプリケーションに利用可能です。IBToGoは業務用の強力なデータベースエンジンを包含し、暗号化機能も備えています。IBToGoはデータベースサイズに制限がなく、より製品価格を抑えながら利用できます。
IBLiteのダウンロードは、すべての開発者向けに公式サイトから可能です。
IBLiteダウンロードページ
加えて、IBToGoは従来は特定のライセンスを持つ企業のみに提供されていましたが、年間売上2000万ドル(約25億円)未満の企業に対し、年額ライセンスによる無制限の再配布が可能になりました。
エンバカデロ・テクノロジーズの概要
エンバカデロ・テクノロジーズは1993年に設立されたデータベースツールベンダーで、2008年にボーランドの開発ツール部門と合併しました。以来、開発者が多様な環境で効率よくソフトウェアを構築するためのツール群を提供し続けています。
2015年、独立系ツールベンダーのアイデラに買収され、さらにWebアプリケーションプラットフォーム「Sencha」を参入し、製品の質と技術革新を図っています。エンバカデロの製品は、多くの米国企業やユーザーに採用され、高い生産性を実現しています。
まとめ
エンバカデロ・テクノロジーズが新しくリリースしたIBToGoとIBLiteは、アプリケーション開発の現場での利用をさらに簡単に、そして強力にしました。これらの新エディションの利用により、開発者たちは更なるイノベーションを実現できます。
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エンバカデロ・テクノロジーズ
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