ビズリーチが示す2024年採用トレンド、生成AIがトップに躍進

ビズリーチの2024年レジュメ検索トレンド

株式会社ビズリーチは、「2024レジュメ検索トレンド」を発表しました。このデータは、企業の採用担当者がビズリーチプラットフォーム上で職務経歴書を検索する際に使用されたキーワードから導き出されたものです。2024年のトレンドとして注目されるのは、特に「生成AI」というキーワードで、その検索数は前年に対して約5.2倍と急増しました。

この急激な増加は、生成AI技術が多くの業界において新たなサービスや機能の開発を促していることが要因です。特にAIエンジニアやプロダクトマネージャーの需要が高まり、ビズリーチの「年収1,000万円以上のAI求人」の数も、この3年間で約3.5倍に増加しています。2025年にもこの傾向が続くと予測されています。

導入されつつある新たなスキルと言葉

2024年のトレンドの中で、もう一つの重要なポイントは、建設業界の人材不足の深刻化です。「施工管理建築」や「建築施工」などの検索キーワードも上昇しており、特に国家資格を有する施工管理者のニーズが高まっています。

また、役職ではなく「マネジメントスキル」を重視する企業の動きも顕著です。「マネジ」のキーワードは4位にランクインし、プロジェクトマネジメントに関するスキルが求められていることが伺えます。近年の企業の多様なニーズに応じ、ここではIT・インターネット企業の採用担当者による検索が見られます。

特に注目すべき職種と市場の変化

ネットワークエンジニアに対する需要は5位に位置しており、特にAWSやビッグデータに関連するプロジェクトに関わるエンジニアが注目されています。法務人材のニーズも増えており、特に契約関連のスキルを持つ者への検索が高まっています。

最近のM&A活動の増加に伴い、経営統合を担う専門人材が求められている状況も見逃せません。また、インド市場の成長を背景に、インドでの事業計画や営業を行う人材の検索も増加しています。

未来に向けてのビジネスパーソンの対応

ビズリーチの執行役員、CSMOの枝廣憲氏は、企業が即戦力人材を求めている背景には、新規事業やデジタルトランスフォーメーションの推進があると述べています。新卒採用から中途採用が拡大している中で、求職者は自分のスキルや経験を常に更新し、トレンドを意識することが必要です。

このように、2024年のレジュメ検索トレンドからは、企業が求めるスキルや経験の変化が浮かび上がります。ビズリーチは、即戦力人材と企業をつなぐプラットフォームとして、今後も能力を最大限に活かせる機会を提供し続けることでしょう。

ビズリーチの公式ウェブサイトでは、求職者や企業のための詳細情報が掲載されており、関心がある方はぜひ訪問してみてください。