飛騨高山の宝、稲豊園の栗よせ
明治34年に創業した稲豊園は、飛騨高山の老舗和菓子店として知られています。この地で秋の風物詩となっている「栗よせ」は、地域のお客様から長年にわたって愛されてきました。毎年、まだ夏の暑さが残る8月頃からの予約が始まり、9月4日(金)より販売がスタートします。秋の訪れを感じる瞬間でもあります。
栗よせの秘密
栗よせは、新栗の収穫が始まると共に、製造が本格化します。この和菓子は、北海道産の小豆を使ったこしあんと、渋皮を丁寧に剥いた国産の新栗をふんだんに使用した逸品です。見た目は羊羹に似ていますが、製法は全く異なり、小麦粉を使って蒸して仕上げられるため、ほくほく感としっとりとした食感が楽しめます。
一晩の熟成
和菓子の多くは「できたて」が美味しいと思われがちですが、栗よせには一晩冷やすという特殊な工程があります。蒸し上がった直後では味が完全には引き出されず、8時間以上の冷却によって、あんこに栗の風味がしっかりと入るのです。この一晩の待機が、滋味深い味わいを生む重要な要素となっています。
丁寧な栗の下処理
稲豊園では、国産の栗の渋皮を手作業で剥くなど、栗よせづくりにはLabour Of Loveが注がれます。機械では取り切れない部分は人の手で仕上げることで、栗の風味を最大限に引き立てることができるのです。熟練した職人が、栗の状態を見ながら加減して混ぜることで、どこを切っても「ごろっと」栗が現れるように仕上がります。ここに、栗よせならではのこだわりが光ります。
飛騨高山の秋の象徴
栗よせの販売開始は、飛騨高山の秋の合図とも言えます。地域の人々が長年楽しみにしているこの味は、観光客にとっても特別な季節の味わい。栗よせを通して、飛騨高山の文化や風土を感じることができます。今年も多くの問い合わせが見込まれており、秋が訪れる喜びを一層高めています。
商品情報
- - 販売開始日: 2026年9月4日(金)
- - 販売終了日: 2026年12月初旬頃予定
(栗の入荷状況により変動あり)
- - 販売場所: 稲豊園本店、オンラインショップ、姉妹店彩菓なな草、飛騨物産館など
- - 価格: 1本 (約16cm) 2,950円(税込)
2/3サイズ (約10cm) 2,100円(税込)
飛騨高山に根付いた伝統的な和菓子、栗よせ。秋の訪れを告げる味として、これからも多くの人々に受け継がれていくことでしょう。