アビスパ福岡のサポーター、環境美化への一歩
11月3日日曜日、福岡市博多区で行われた「ホームタウンクリーン大作戦」が話題になっています。この取り組みは、アビスパ福岡と「一般社団法人海と日本プロジェクトinふくおか」が共催したもので、地域の美化を目的としています。
このイベントは日本財団が推進する海洋ごみ問題に対する意識向上と活動の一環で、人々が清掃活動を通じて環境保護の重要性を再認識する機会となりました。アビスパ福岡のサポーターたちは、この地方のプロサッカーチームのファンとしてだけでなく、地域の一員としての自覚を持ち、地域の美化活動に積極参加。
清掃活動の概要
この日の清掃は、ベスト電器スタジアム周辺を中心に行われ、600人もの参加者が集まりました。その中には約200名のサポーター、100名のお弁当購入者、150名のごみ捨て協力者が含まれていました。
ファンたちは、福岡市地下鉄の上臼井緑地からスタジアムに向かう道を清掃しながら歩くというユニークな形式で、楽しさと意義を両立させた内容となりました。参加者たちの意識が高く、清掃活動の成果として多くのごみが集まったと報告されています。
ミニイベントでのトークセッション
清掃活動が終わると、アビスパ福岡の川森敬史会長と公式アンバサダーのHKT48豊永阿紀さんによるトークイベントが開催されました。このセッションでは、イベントの意義やアビスパ福岡のシーズンの振り返りについて語られ、参加者たちの心をさらに一つにまとめました。
地元の味覚を楽しむ
イベントの終了後には、特設ブースで「福岡の海の今がわかるお弁当」を100個限定で販売。地元で獲れる魚介類を使ったこのお弁当は、参加者から大変な人気を集めました。お弁当には健康や環境について学べる解説文も添えられ、多くの人たちが楽しみながら学びの機会を得ることができました。
ごみの分別も徹底
特設ブースでは、アビスパ福岡のロゴが施されたオリジナルのごみ箱が用意され、参加者が積極的に分別清掃を行いました。この日、アビスパ福岡は柏レイソルに勝利したこともあり、サポーターたちの笑顔の中で、ごみをきちんと分別する光景が見られました。
今後の展望
「海と日本プロジェクトinふくおか」では、今後も「きれいな福岡の海を守るため」の取り組みを続けていくとしています。具体的には、地域の美観を守る活動や存在する地域資源の認知を高めるための措置を推進する予定です。
活動の狙いは、単なる清掃活動に止まらず、地域の方々が自身の環境改善に興味・関心を持つきっかけをつくることでもあります。
海洋ごみの問題も決して他人事ではなく、自分の生活が海の環境に影響を与えていることに気づく良い機会となったことでしょう。イベントを通じて、地域の清掃活動の輪が拡がり、さらなる環境保護の意識を高めていくことが期待されています。