BULLとアリアンスペースの連携
2025-09-29 17:28:05

宇宙デブリ対策でBULLとアリアンスペース社が連携、持続可能な未来へ向けた一歩

株式会社BULLとアリアンスペース社が協力!



株式会社BULL(栃木県宇都宮市)とフランスに本社を置くアリアンスペース社は、持続可能な宇宙の実現に向けて協力を進めています。両社は、宇宙デブリを減少させるための装置「HORN」の開発に着手し、2027年からの飛行実証を目指すことを合意しました。この取り組みは、将来的な宇宙環境の保護を目指し、重要なステップとなります。

宇宙デブリ問題とは?



近年、宇宙活動の増加に伴い、宇宙デブリ、つまり使われなくなった人工物や破片が増加しています。これらのデブリは、稼働中の衛星や宇宙船にとって深刻な脅威となり得るため、安全な宇宙利用のためにはその除去や管理が急務です。BULLとアリアンスペース社の提携は、この問題の解決に向けた重要な取り組みの一環です。

装置「HORN」の実装



両社は、2024年に覚書(MOU)を締結し、BULLが開発中の「HORN」を、アリアンスペース社のAriane6ロケットのデュアル・ローンチ・システム(DLS)に実装するための検討を行いました。その結果、「HORN」の搭載が有効であることが確認され、今後の飛行実証を実施する運びとなりました。具体的な打ち上げ枠は2027年以降で検討されており、実現に向けた期待が高まります。

持続可能な宇宙への道



アリアンスペース社は、2021年にEUの「Net Zero Space」協定に署名し、宇宙活動を持続可能なものへとシフトさせるための施策を積極的に推進しています。今回の協力は、Ariane6ロケットが持続可能性の目標を達成するための手段となることが見込まれており、宇宙デブリの発生を防ぐための重要な取り組みの一環です。

BULL社のビジョン



BULLは、「地球内外の惑星間の行き来を『当たり前』に」というビジョンのもと、宇宙デブリ対策や、軌道の利活用に関する技術開発を進めています。スタートアップながら、産学官との連携を通じて、宇宙開発の新たな時代に対するSDGs(持続可能な開発目標)への貢献を目指しています。

まとめ



BULLとアリアンスペース社の共同プロジェクトは、宇宙デブリ問題解決に向けた新しい波を呼び起こすことが期待されています。持続可能な宇宙の実現に向けた一歩として、今後の進展が注目されます。両社の取り組みにより、より安全で持続可能な宇宙活動が可能になることを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社BULL
住所
栃木県宇都宮市中央三丁目1番4号栃木県産業会館3階
電話番号
070-2262-2626

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