QPS研究所の衛星運用再開
2026-02-12 17:27:10

QPS研究所、小型SAR衛星「ツクヨミ-Ⅰ」の商用運用を再開

QPS研究所の小型SAR衛星「ツクヨミ-Ⅰ」の運用再開



QPS研究所は、世界でもトップクラスの小型合成開口レーダー(SAR)衛星であるQPS-SAR5号機「ツクヨミ-Ⅰ」の商用運用を再開しました。この衛星は、福岡市から運営され、通信系統に一時的な不具合を抱えていましたが、複数の復旧作業を経て、再び商用ミッションが可能になるまでに至りました。

「ツクヨミ-Ⅰ」の復旧までの経緯



2024年9月11日、「ツクヨミ-Ⅰ」に不具合が確認され、その結果、サービス運用に支障をきたす可能性があると発表されました。しかし、技術者たちはその後すぐに原因の究明を開始し、通信系統の修復にかかることとなりました。継続的な対応を通じて、2025年7月11日には一部通信の復旧を成功させ、その後の8月7日にはSAR画像の取得にも成功。ようやく、2025年2月12日に商用運用が再び実施可能であることが確認されたのです。

当初は非常に不利な状況での作業が続きました。一時は通信が断絶していたため、通信復旧への挑戦は新たな方法を模索し、地面から信号を送り続けるという粘り強さが求められていました。

エンジニアチームの努力



QPS研究所の代表取締役社長、CEOの大西俊輔氏は、困難な状況にもかかわらず復旧に挑戦し続けたエンジニアチームに深い感謝の意を表しました。彼は「運用が難しくなった衛星が再びミッションを果たすことは珍しいことであり、これは我々のエンジニアリングチームの技術の証である」と述べました。

また、開発部副部長の深井祐介氏も、宇宙にある衛星を直接見て修理することができない状況下での復旧作業は非常に困難であるとし、「試行錯誤を経て、最終的に通信が再開できたときの喜びは格別だった。これはQPSの精神を象徴する出来事だ」と語りました。

さらなる挑戦



今後「ツクヨミ-Ⅰ」はアーカイブ画像を取得したり、商用利用を行ったりすることが予定されています。QPS研究所は、将来的にはより多くの衛星を展開し、リアルタイムに近しい地球観測データの提供を目指しています。このプロジェクトは、九州の企業と提携し、高精細なデータを迅速に提供するための重要なステップとなるでしょう。

会社概要



QPS研究所は、2005年に福岡市で設立され、九州宇宙産業の先駆者としての役割を果たしています。同社では軽量で高性能の衛星を開発し、日々技術力を向上させています。これからもQPS研究所は、宇宙技術の発展に寄与するために全力を尽くしていく予定です。この成功は、未来における宇宙産業の発展に向けた重要な一歩となるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社QPS研究所
住所
福岡県福岡市中央区天神1-15-35レンゴー福岡天神ビル6階
電話番号

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