宇宙向けFPGA発表
2026-02-12 17:22:03

ヨーロッパ初の宇宙向けFPGA、NanoXploreがSTと共に期待の新製品を発表

ヨーロッパ初の宇宙向けFPGAが登場!



最近、NanoXploreとSTマイクロエレクトロニクスが協力し、宇宙ミッション専用のFPGA「NG-ULTRA」を発表しました。この製品は、ヨーロッパにおける新しい宇宙アプリケーション向け規格であるESCC 9030の認定を受けた初のFPGAとして注目を集めています。NG-ULTRAは、耐放射線性を備えたもので、地球低軌道及び中軌道衛星の設計に特化し、ガリレオやコペルニクス、さらには将来計画されているIRIS²に対応する機器にも使用される予定です。

宇宙ミッションに業界初のデジタル性能



NG-ULTRAは、先進的なデジタル性能を活かし、ヨーロッパの顧客が高性能な衛星と宇宙ミッションを開発する手助けをします。NanoXploreのCEOであるÉdouard Lepape氏は、NG-ULTRAがESCC 9030に認定されたことは、ヨーロッパの宇宙産業において大きな一歩であり、ESAやCNES、欧州委員会の支援に感謝すると語っています。これにより、ヨーロッパが宇宙での戦略的自律性を確立し、衛星競争力を高めるために貢献します。

STがもたらすサプライチェーンの利点



STマイクロエレクトロニクスは、堅牢なサプライチェーンを活用し、コスト効果の高いチップを提供します。航空宇宙事業部のジェネラル・マネージャーであるThomas Goust氏は、宇宙アプリケーションには高い耐放射線性能とコスト最適化が必要であると述べ、NanoXploreとのコラボレーションによってこれを実現すると期待しています。

NG-ULTRAの技術的特徴



このFPGAは「オールインワン」のSoC(システム・オン・チップ)アーキテクチャを採用し、マルチコアプロセッサとプログラム可能なハードウェアを1つのチップに集約。整体を通じて設計の柔軟性を高めつつ、消費電力やコストを最小限に抑えることが可能です。さらに、STの28nm FD-SOI技術を基にして作られたNG-ULTRAは、宇宙用環境での耐性を持ちながら、優れたエネルギー効率も兼ね備えています。

未来を見据えたプラットフォーム



NG-ULTRAは、運用中でもハードウェアの再設定ができるため、将来的な変更に対して柔軟に対応できます。この「hardware-as-software」のアプローチは、ミッションの進展に合わせて機能を更新することを可能にし、宇宙開発の新たな地平を切り開くことでしょう。加えて、評価キットが用意されており、このキットにより迅速な性能評価とリスク低減が可能になります。

NanoXploreとST、宇宙産業のリーダーシップ



NanoXploreは宇宙や航空電子機器向けに高い耐放射線性を持つFPGAを設計するフランスの企業であり、最近発表されたNG-ULTRAはその一環です。一方で、STマイクロエレクトロニクスは、世界40か国以上で事業を展開し、持続可能なエネルギー管理と先進的な半導体ソリューション提供に取り組んでいます。

このように、NanoXploreとSTは協力し、宇宙向けFPGAの新基準を打ち立てました。今後の宇宙産業における進展が楽しみです。


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会社情報

会社名
STマイクロエレクトロニクス
住所
東京都港区港南2-15-1品川インターシティA棟
電話番号
03-5783-8220

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