中小企業が抱える「人材課題」、解決に向けた取り組みは進まず
株式会社fundbookが実施した調査によると、依然として多くの中小企業が人材に関する課題を抱えていることが明らかになりました。この調査は、従業員300名以下の企業の経営者312名を対象に行われ、経営課題としての「人材確保」が46.6%に上るという結果が報告されています。
調査の背景
少子高齢化が進む日本。これにより労働力人口は減少しており、中小企業の経営者たちはこの問題に直面しています。彼らの多くが「優秀な人材の確保」や「人材育成」という具体的な課題を認識している中、実際にそれらの課題に向けた取り組みがどう進んでいるのかは疑問が残ります。
調査結果の要点
1.
約75%の企業が人材課題を抱える
調査結果によると、約75%の企業が人材に関する問題を持っているという結果が出ました。これは前回2014年の調査からの増加傾向にあります。
2.
人材面の課題は多様化
経営者が実際に感じている人材課題は、優秀な人材の確保を筆頭に、従業員の高齢化や慢性的な人手不足など様々な側面から多様化しています。特に「スキルを持つ従業員の不足(36.2%)」と「従業員の高齢化(30.1%)」の割合が前年に比べ増加しています。
3.
約25%の企業がまだ解決に向かっていない
課題解決に向けた具体的な取り組みを行っていない企業の割合は依然として約25%に及び、その傾向は前年と変わりがありません。これに対して、取り組みの実態はあまり進展が見られないのが現実です。
4.
人材育成と採用活動を重視
課題解決活動の中で「人材育成への投資(22.7%)」が高い割合を占めているものの、「採用活動の見直し(21.0%)」も重要視されつつあります。このように、育成の重要性と同時に採用の強化が求められる状況が浮き彫りになっています。
課題の総括
調査結果から、中小企業が抱える人材課題は深刻であり、さらにその内容は複雑化しています。優秀な人材の確保や次世代の人材育成が急務とされる中、企業単体での取り組みだけでは困難な状況が続いていると見受けられます。経営者たちは、企業の成長と持続的な発展のために、人材面での戦略を強化していく必要があります。
人材課題解決に向けた取り組み
株式会社fundbookは、2025年2月18日(火)に大阪で「人材面の経営課題解決に向けたリアルセミナー」を開催します。このセミナーでは、経営者向けに人材戦略の重要性を語るとともに、実際に課題を抱えてきた企業の事例も紹介しながら、具体的な解決策に迫ります。
参加費は無料で、興味のある経営者はこの機会にぜひ申し込みをしてみてはいかがでしょうか。人材の問題は、今後の企業経営において非常に重要な鍵となるでしょう。
企業情報
fundbookは、M&A仲介業を手掛ける企業であり、テクノロジーを駆使したハイブリッド型M&Aを提供しています。企業の成長を支援し、持続可能な未来のために尽力しています。
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