2025年のAIハッカソンを制したWhiteBoxの挑戦
2025年6月26日、東京で開催された「AWS Summit Japan 2025生成AIハッカソン」で、株式会社WhiteBoxがその実力を証明しました。社内チーム「WhiteBoxお酒同好会」は、約150組の中から選ばれた14組のチームの一つとして、見事に優勝を果たしました。
競争の激化するハッカソン
このハッカソンは、参加者にとって緊張感のある舞台でした。決勝には、電通デジタルやTOPPAN、パナソニック、三菱電機など、日本を代表する企業が名を連ねました。他にも東京大学の研究室なども参加し、技術力やプレゼン力を競い合う熱い戦いが繰り広げられました。厳しい審査基準の中、WhiteBoxはその技術力で勝ち抜き、決勝に進出します。
「KanpAi」:飲み会幹事をAIが担当
優勝の発表と共に披露されたのが「KanpAi」という新しいAIエージェントシステムです。このサービスは飲み会の幹事業務をAIが一手に引き受けるという画期的なもので、飲食店選び、予約、スマートな進行機能、さらには二次会の自動予約や飲み会後の精算にも対応しています。
ユーザーは負担を感じることなく、楽しく飲み会を楽しむことができるのです。
審査員たちの高評価の理由
WhiteBoxのお酒同好会が注目を浴びた理由の一つは、技術の確かさとAIエージェントに「任せる」ことを可能にした点です。ハッカソンでのプレゼンテーションも高く評価され、審査員から「満場一致の評価」を得ることができました。このような成功を収める背景には、AI技術に対する深い理解と、それを実践に落とし込む力があったのでしょう。
AWS Summit Tokyoとは?
AWS Summit Japanは、AWSの技術とその活用事例を探求するための日本最大のイベントです。幅広いセッションや展示が行われ、技術者から初心者まで、様々な参加者が交流し学びあう場となっています。この生成AIハッカソンは「AIエージェント爆誕祭」と題され、エンターテインメント要素が加えられたイベントでした。
特に、クイズ王・伊沢拓司氏が中心となって運営する「QuizKnock」がその審査役を務め、参加者にとっては貴重な体験となりました。
未来への一歩
WhiteBoxの開発チームは優勝を受けて、KanpAiを正式なサービスとしてリリースする方向で進めています。この技術は、将来的には同社の他のサービスやシステムにも応用され、多くのビジネスシーンでの活用が期待されています。
チームは、AIエージェントシステムの目的は「便利さを追求すること」だけでなく、「AIに業務を依存できること」にあると語ります。ユーザーにとっても安心して使えるシステムを目指して、これからも開発に努めていくとのことです。
デジタルトランスフォーメーションの新しい形
飲み会という身近なイベントをAIがサポートすることで、ビジネスシーンでのデジタルトランスフォーメーションがいかに進むのか、これからの技術革新に目が離せません。WhiteBoxの挑戦が、新たな風を起こすことを期待してやみません。
会社概要
株式会社WhiteBoxは、東京都渋谷区に本社を置き、IT案件マッチングプラットフォームを運営しています。代表取締役社長は川原翔太氏で、これまでに3,000社以上の導入実績があります。公式ウェブサイトは
こちらです。