日本銀行が資金循環統計(速報)を公表 - 2024年第1四半期の経済活動を分析
日本銀行は2024年6月27日、2024年第1四半期の資金循環統計(速報)を公表しました。この統計は、家計、企業、政府などの経済主体間の資金の流れを把握し、日本経済全体の資金循環の状況を分析するために重要な指標となります。
今回の発表では、2005年以降の計数が遡及改定されました。これは、新たに取得した基礎資料や制度変更などを反映し、より正確な統計データを得るための措置です。遡及改定されたデータは、日本銀行のウェブサイトで公開されています。
資金循環統計は、日本経済の動向を分析する上で重要な役割を果たします。例えば、企業の設備投資や家計の消費支出などの経済活動を把握するのに役立ちます。また、金融政策の効果を評価したり、経済の安定性を維持するための政策を策定したりする際にも、重要な情報源となります。
日本銀行は、今後も資金循環統計の精度向上に努めるとともに、統計データの分析結果を公表することで、経済活動の透明性を高め、金融政策の運営に役立てていくとしています。