行政文書DXツール「D1-LAWGUE」に生成AI機能が登場
FRAIM株式会社は、東京都渋谷区に本社を構え、行政文書DXツール「D1-LAWGUE」に先進的な生成AI機能を搭載しました。この新機能は、業務の効率を大幅に向上させることが期待されています。
D1-LAWGUEの背景と進化
「D1-LAWGUE」は、FRAIMが資本業務提携を結んでいる第一法規株式会社との共同開発によって、2022年10月にリリースされました。このツールは既に多くの自治体で導入され、文書業務の効率化に寄与してきました。
今回の生成AI機能は、FRAIMのクラウドドキュメントワークスペース「LAWGUE」においても、製造業や金融業、弁護士事務所など、さまざまな業種で実績を上げています。そして、地方自治体内の行政文書作成やチェック業務にも広がることで、自治体と民間企業の壁を越えた生産性の向上が期待されています。
生成AIオプションの機能と利点
この生成AIオプションは、2024年1月に「LAWGUE」で先行リリースされ、2024年7月には本製品版が登場する予定です。独自のRAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を採用しており、これによりハルシネーションを防ぎつつ、回答を補完することが可能です。
シームレスな利用とデータベース化
D1-LAWGUEでは、生成AIオプションは、自治体の総合行政ネットワーク(LGWAN)環境内でシームレスに利用できます。これにより、作業が中断することなく、一画面で文書作成とAIの利用が行えることが特徴です。
また、自治体内の文書をD1-LAWGUEにドラッグ&ドロップすることで簡単にデータベース化され、保存した文書データを基に質問への回答もスムーズです。
自治体の文書業務における課題
多くの地方自治体では、文書業務が人力に依存しており、固有の課題が存在しています。例えば、文書の体裁調整や新旧対照表の作成など、手間のかかる事務作業が多数あります。また、法律や条例に関する知識や、他自治体の事例収集も職員の経験に依存する場合が多いのが現状です。
これらの課題は長年認識されていたものの、システム環境などの障壁から解決が難しく、このためFRAIMは「文書作成を、再発明する。」という企業ビジョンの下で改革を目指しています。
先端技術の活用による業務効率化
D1-LAWGUEと生成AIの統合は、生成AIを実務現場で簡単に利用できるようにするためのものです。これにより自治体職員の業務負担の軽減と生産性向上が期待され、結果的には働き方改革にも寄与すると考えられます。
D1-LAWGUEの紹介とサービス
「D1-LAWGUE」は、地方自治体の文書業務の課題解決を目的とし、業務効率の向上を図る行政文書のDX推進ツールです。第一法規の豊富な法令コンテンツと、FRAIMの独自AIおよびエディタ技術が融合した革新的なツールです。
詳細な情報やサービスの利用に関しては、公式サイトをご覧ください:
D1-LAWGUEサービスサイト