INOPASEと東工大の連携
2023-04-18 16:09:51
INOPASE、東工大と神経医療機器開発で連携!革新的技術で脳神経疾患治療に貢献
INOPASEと東京工業大学、神経医療機器開発で強力タッグ
医療機器ベンチャーの株式会社INOPASEが、東京工業大学生命理工学院の神経医療機器開発グループに参画することが発表されました。この連携により、両者は革新的な神経医療機器の開発を加速させ、脳神経疾患に苦しむ患者さんへの福音となることが期待されています。
東京工業大学とINOPASEの強みを生かした開発体制
東京工業大学は、長年にわたる脳神経系の研究で蓄積された知見と技術力を有しています。特に、脳内情報処理メカニズムの解明や、脳と外界をつなぐセンシング技術の開発においては、世界をリードする存在です。一方、INOPASEは、独自の無線給電技術と迅速なデバイス開発体制を強みとしています。
今回の連携では、両者の強みを融合させることで、仙骨神経刺激装置や脳神経刺激装置に加え、ブレインマシンインタフェース(BMI)といった次世代の神経医療機器の開発を目指します。特に、体内埋め込み型の電子デバイスにおいては、INOPASEの無線給電技術が、デバイスの小型化や患者の負担軽減に大きく貢献すると期待されています。
期待される革新技術と今後の展望
INOPASEが開発を進めているのは、バイオデザイン思考に基づく神経医療機器です。独自の無線給電技術と、東京工業大学が開発した薄膜電極技術を組み合わせることで、より安全で効果的な治療を実現できる可能性があります。
宮下英三准教授は「INOPASE社の優れた無線給電技術と迅速なデバイス開発体制により、てんかん治療装置やBMIなどの神経医療機器の開発が加速され、一刻も早く患者さんにその恩恵を届けることができるよう期待しています。」とコメント。また、藤枝俊宣准教授は「産官学連携による強靭な開発体制のもと、脳神経疾患と闘う患者さんに本技術が一日も早く届けられるように共に取り組んでまいります。」と、連携への強い意気込みを示しています。
今後の展開
この産学連携は、革新的な医療技術を生み出すだけでなく、日本の医療機器産業の活性化にも大きく貢献すると期待されます。今後、両者は密接に協力し、臨床試験に向けた開発を加速させ、一日も早く患者さんへの治療提供を目指していく予定です。
関係者からは、この連携による新たな神経医療機器開発への期待感が高まっています。特に、BMI技術の発展は、重度の肢体不自由を抱える患者さんの生活の質を向上させる可能性を秘めていることから、大きな注目を集めています。
今回の連携は、日本の医療技術の未来を担う重要な一歩となるでしょう。今後の開発の進捗に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社INOPASE
- 住所
- 東京都中央区日本橋本町3-11-5 日本橋ライフサイエンスビル2 601
- 電話番号
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