テックキャンプ、福岡に新たな就労支援拠点を開設へ
株式会社div(ディブ)は、プログラミングスクール「テックキャンプ」を運営し、2025年8月1日に福岡市天神エリアに発達障がい者支援に特化した就労継続支援B型事業所「テックキャンプ 就労継続センター 天神校」を開設します。
この取り組みは、2024年4月に開設された「テックキャンプ 就労移行スクール 福岡本校」に続くもので、同校は開校初年度で多数のIT業界就職者を輩出しています。福岡市の地域特性に応じた実践的な支援を提供し、利用者が持つITスキルを最大限に活かす環境を提供します。
新しい支援モデル
「テックキャンプ 就労継続センター 天神校」では、所定の勤怠要件やスキルチェックを満たした利用者に対して最低賃金を保証する制度を導入します。具体的には、データ入力やアプリ開発、デザイン業務など、利用者のスキルに応じた多様なIT業務を通じて支援を行います。
この最高の環境を整えることで、ITスキルを身につけることができるほか、働く自信や達成感を得られるように配慮しています。定員は10名とし、特にIT分野に強い人材が集まり、福岡市の抱えるIT人材不足を解消する一助になることを目的としています。
就労継続支援事業所の現状
現在、多くの就労継続支援B型事業所では、軽作業業務が中心で、ITスキルを活かす機会が乏しいのが現状です。全国には約1.5万のB型事業所が存在しますが、パソコン業務を提供するところはわずか7.5%にとどまるとされています。このため、発達障がいを持つ方々が求める業務体験の機会が不足しているのが大きな課題です。
「テックキャンプ 就労継続センター 天神校」は、グループ企業であるDIVXが受託した実際のIT案件を利用して、よりリアルな業務体験を提供します。これにより、専門的な知識が求められるIT分野での自立を助け、利用者にとってのスキルアップと高い自信を獲得する道を開きます。
独自の評価とキャリアサポート
発達障がいの特性に理解がある支援スタッフが在籍し、様々な支援を行います。これには、発達障がいに特化した専門的な支援も含まれ、利用者が安心してスキルを身につけられる環境を提供します。
これに加え、評価制度が設けられ、業務評価やチーム貢献度に基づいたグレード制により賃金が決定されます。特に、コミュニティにおける貢献度も評価されることで、働く意欲を引き出し、実際の報酬に繋がるような仕組みが整っています。
また、本事業では一般企業への正社員就職を希望する方へのサポートを行い、幅広い選択肢から自らのキャリア形成ができるように配慮しています。利用者は福岡市内外のIT関連企業にも積極的にアプローチし、自らの道を切り開くことが期待されています。
開設に向けての動き
「テックキャンプ 就労継続センター 天神校」の開設にむけて、6月17日から公式サイトが公開され、無料カウンセリングの受付も開始しています。この新しい支援拠点が多くの方々にとって働く自信を高め、生活をより豊かにすることを目指しています。
基本情報は下記の通りです。
- - 所在地:福岡市中央区天神4-4-26 ベストアメニティ天神ビル 8F
- - 営業時間:月~土/9:00~17:00(祝日も営業)
- - 電話・メール:092-600-2990 / [email protected]
新たに展開されるこの事業を通じて、IT分野における障がい者支援の新たな先駆者として、より良い未来を共に切り開いていくことを願っています。