GLOCAL-EYEZの進化
2022-09-17 12:50:01

スマートフォンで効率的に道路調査を実現するGLOCAL-EYEZの進化

スマートフォンで進化する道路調査サービスGLOCAL-EYEZ



日本には膨大な道路ネットワークがあり、その総延長は120万kmにも達します。しかし、これらのインフラは年々老朽化が進行しており、効率的な維持管理が求められています。そんな中、(株)スマートシティ技術研究所とニチレキ(株)は、東京大学の協力のもと、スマートフォン1台で高精度に路面の状態を測定する手法を開発しました。このサービスが「GLOCAL-EYEZ」です。

GLOCAL-EYEZの特徴


「GLOCAL-EYEZ」は、現状異なるプロセスで実施されている道路パトロールと舗装点検を統合し、コスト削減と業務の効率化を目指しています。スマートフォンを用いることで、振動解析や画像解析が可能になり、道路監視をスマートに行うことができます。

導入実績


2021年8月のリリースからわずか1年で、20以上の自治体や国道事務所で有償導入が行われた「GLOCAL-EYEZ」。国土交通省の地方整備局が実施したマッチング事業においても、他技術に比べて優れた成果が評価されています。この実績は、道路維持管理がより効率的に行えることを示しており、自動車によるパトロールにおいてリアルタイムで結果を確認できることが大きな利点です。

国際的な展開


この技術は日本国内だけでなく、海外でも広がりを見せています。中国、アメリカ、ウズベキスタン、オーストラリア、ドバイなど、様々な国で利用されており、そのポテンシャルは世界中で認められています。

未来への展望


今後も「GLOCAL-EYEZ」は、道路インフラを見守る「目」として、さらなる普及と技術改良を進めていく予定です。これにより、より多くの自治体や国が効果的に道路管理を行い、安全な交通環境を提供することを目指しています。道路維持管理の分野で産業界や公共事業の効率化に寄与し、持続可能な社会への貢献が期待されます。

結論


GLOCAL-EYEZは、日本の道路制度をサポートするための先進的なツールとして、その能力を一層高めていくでしょう。その技術が地域社会の安全と快適な交通環境を実現するために、今後も重要な役割を果たすことが期待されています。

会社情報

会社名
株式会社スマートシティ技術研究所
住所
東京都文京区向丘2丁目3−10東大前HiRAKU GATE, 402号室
電話番号
03-6283-0885

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