熟成にんにく抽出液が心血管疾患リスク軽減に寄与する研究結果発表

2014国際にんにくシンポジウム開催


近年、にんにくの健康効果に関する研究が進んでいます。特に、湧永製薬株式会社が参加した「2014国際にんにくシンポジウム」がアメリカ・カリフォルニア州で開催され、新たな研究結果が注目を集めました。

このシンポジウムでは、熟成にんにく抽出液が心血管疾患のリスク軽減に寄与する可能性について、複数の研究が発表されました。UCLAのマシュー・ブドフ博士は、動脈硬化症に対する抑制効果が示されたと報告しました。具体的には、心臓病のリスクが高い患者において冠動脈の石灰化進行を抑え、血管内皮機能の改善が確認されました。

心血管疾患の予防効果


心血管疾患は、日本を含む多くの国で重要な健康問題となっています。ブドフ博士の発表によれば、熟成にんにく抽出液を摂取することでLDLコレステロールやC-反応性タンパク質、ホモシステインなどの数値が改善されることが示されており、これらは動脈硬化との関連が深いとされています。

この研究成果は、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な疾患の予防に向けた新たなアプローチを示唆しています。熟成にんにく抽出液は安全かつ効果的な予防策としての活用が期待されています。

高血圧患者への効果


オーストラリア総合医療研究所のカレン・リード博士も、高血圧患者に対する効果について言及しました。彼女の研究では、既存の降圧剤が効かない患者に対して、熟成にんにく抽出液を取り入れることで血圧が大幅に低下したことが報告されています。12週間の臨床試験によって、摂取しなかった群の最高血圧が138mmHgだったのに対し、摂取した群は126mmHgへと改善しました。

この結果は、さまざまな薬剤の効果を補完する可能性を示唆しており、高血圧治療における熟成にんにく抽出液の利用が今後期待されています。

血栓症のリスク低減


さらに、リバプール・ジョン・ムアーズ大学のカリド・ラーマン博士は、熟成にんにく抽出液が血栓の発症リスクを低下させる可能性に焦点を当てました。彼の研究によれば、ヒト血小板の凝集を実験的に引き起こし、そこに熟成にんにく抽出液を加えることで、血小板凝集が抑えられることが確認されました。

国際にんにくシンポジウムの意義


このように、2014国際にんにくシンポジウムでは、にんにくに関する様々な健康効果が示され、今後の研究や療法に対する期待が高まっています。このイベントは1990年に始まり、世界各国から約140名の研究者が参加し、にんにくが果たす健康維持の役割を再確認する場となっています。

シンポジウムの研究成果は、医療分野においてにんにくの利用が今後ますます広がることを示しています。熟成にんにく抽出液は、病気の予防に貢献する重要な要素として、今後の研究においても注視されることでしょう。

湧永製薬株式会社


湧永製薬は1955年に設立され、以来、病気の予防に重点を置いた医薬品や健康補助食品の開発を行っています。特ににんにくに関する研究に力を入れ、国内外で多くの研究論文を発表しています。彼らの取り扱う「キヨーレオピン」といった製品は、すでに多くの消費者に受け入れられており、高品質で安全な製品作りに尽力しています。詳細は公式ウェブサイト(http://www.wakunaga.co.jp/)をご覧ください。

会社情報

会社名
湧永製薬株式会社
住所
大阪府大阪市淀川区 宮原四丁目5番36号セントラル新大阪ビル5F
電話番号

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