グローバル・コイン・ソリューションズが東京オフィスを開設し、アジア太平洋地域での影響力を強化

グローバル・コイン・ソリューションズが東京オフィスを開設

2023年8月23日、グローバル・コイン・ソリューションズ（GCS）は、東京オフィスを新たに開設したことを発表しました。このオフィスの設立により、日本やアジア太平洋地域におけるパートナーとの連携を強化し、世界中への本国送金をより効果的に行える体制を整えました。これにより、ユニセフやガルダなど既存のパートナーとの協力が進み、チャリティや民間団体の資金調達能力を高めることが期待されています。

新設の東京オフィスは、現地のパートナーとの密接な連携を促進しながら、世界規模でのコスト効率と業務の合理化を図ります。様々な通貨の処理能力が向上し、顧客にとっては流動性が上がるため、より収益性の高い募金活動が可能になるでしょう。

社長のコメント

GCSの社長、スコット・ハッチングス氏は、「東京での開業を非常に嬉しく思います。これにより、全世界の慈善団体や民間団体に高品質なサービスを提供できるようになります」と述べており、東京オフィスの意義を強調しました。

共同設立者のクイン・ライダー氏も、「この戦略的な進出により、アジア太平洋地域や世界中のお客様に、外貨募金や資金管理、本国送金といったワンストップ・ソリューションを提供できます。東京オフィスの開設は、私たちの目指すグローバルな効率的金融ソリューションの実現に向けた重要な一歩です」とコメントしています。

GCSの取り組み

GCSは2015年に設立され、多様な外貨募金プログラムをサポートしてきました。その目的は、可能な限り多くのチャリティを支援し、雇用を創出することです。GCSは、現金の計数や仕分け、入金、本国への送金など、幅広いサービスを提供し、あらゆるタイプのチャリティーや団体に包括的な通貨ソリューションを展開しています。

さらに、政府や造幣局、銀行との協力を通じて、持続可能なキャッシュエコシステムの構築を支援しています。GCSは、シンプルで高いインパクトを持つ外貨募金を実施するためのツールを提供し、社会貢献に貢献しています。これまでに、同社は世界中のチャリティや団体のために2,000万ドル以上の資金を処理しています。

具体的な価値提供

GCSは、通貨の再循環や本国送金に重点を置き、全ての硬貨や紙幣からチャリティが最大限の価値を得られる仕組みを構築しています。また、現金・通貨分野における革新を追求し、グローバルな硬貨運用や外貨市場をサポートしています。加えて、労働者に対する公正な賃金の支払いをも推進しています。

パートナーシップの発展

ポケットチェンジの創業者、松居健太氏は、2020年にGCSにサポートを依頼した経緯をのべ、両社の関係が大きく成長したことを強調しています。「GCSは、30以上の通貨にわたる弊社の外貨ニーズをほぼ全て扱っています」と、その協力関係の重要性を示しました。

新たに開設された東京オフィスは、GCSの持つ豊富な経験と技術を活かし、地域社会やグローバルなニーズに応じた金融ソリューションを提供する重要な拠点となることでしょう。今後の展開に期待が寄せられています。