アビームコンサルティングとGXコンシェルジュが新サービスを開始
アビームコンサルティング株式会社とGXコンシェルジュは、企業がサステナビリティ経営に取り組む際の支援サービスとして、「SSBJ/ESRSクイックアセスメントサービス」を発表しました。このサービスは、企業のサステナビリティ情報開示基準(SSBJ)を起点に、現状の評価から課題の特定、さらには戦略策定やシステム化の方向性の提示を約4週間で実現するものです。
サステナビリティ情報開示の重要性
2027年からは、時価総額が3兆円を超える日本の上場企業に対してSSBJ開示への準拠が求められます。これは、企業が業績に影響を与える可能性のあるサステナビリティリスクや機会に関する重要な情報の開示を義務付けるものです。しかし、現在、企業の多くはこの情報開示に難しさを感じており、特にマテリアリティの分析やリスク評価には高い専門知識が求められています。
個別対応の限界と包括的支援の必要性
多くの企業は、個別の論点に特化した検討を行いがちですが、全体像を把握し適切な経営判断を行うためには、より広範な視野が必要です。そのため、企業はグローバルな基準やベストプラクティスを追求しながら、自社の現状を正確に把握することが要求されます。しかし、取締役会での意思決定を十分にサポートできる知見を備えた企業は少ないのが現状です。
SSBJ/ESRSクイックアセスメントサービスの特長
このサービスは以下の観点からアセスメントを実施します:
1. SSBJ開示ルールへの準拠性や十分性の確認
2. 自社と他社の比較を踏まえた理想の姿の検討
3. データ化やシステムの導入に向けたアプローチ
サービスの成果として提供されるものには、SSBJと競合他社とのギャップ分析、シンプルなロードマップ、IT投資に関するアプローチ提案などが含まれており、経営層が情報開示の戦略を立てやすくなります。
サステナビリティ経営の重要な第一歩
本サービスはただの形式的な対応ではなく、企業が持続可能な経営を実現する上での基盤となることを目指しています。約4週間という短期間で有意義なアウトプットを提供し、企業のサステナビリティ経営へのシフトをサポートします。
さらに、アビームコンサルティングの専門知識とGXコンシェルジュの技術的な知見を融合し信頼性の高いサービスを展開。特に、親会社である住友商事のノウハウも加え、サステナビリティ情報開示に向けた強固な支援が可能です。
価格と今後の展望
「SSBJ/ESRSクイックアセスメントサービス」の価格は450万円からで、税別。今後はこのサービスを基に、企業の価値創出につながる支援事業も拡充していく予定です。特に、保証人との連携強化や、社内体制の整備を進め、「第三者保証伴走支援サービス」の提供も計画しています。
アビームコンサルティング株式会社とGXコンシェルジュは、サステナビリティの向上を通じて、企業と社会の持続可能な成長に寄与することを目指しています。両社の専門知識と実績を最大限に活かして、企業価値向上と社会的インパクトの創出を図ります。