がん治療技術革新に向けたBoston Medical Sciencesとの提携

がん治療技術革新に向けた提携の概要

公益財団法人がん集学的治療研究財団（がん集学財団）は、医療分野における革新的な技術開発を推進するため、Boston Medical Sciences株式会社とアドバイザリー契約を結びました。この提携により、無下剤で行えるバーチャル内視鏡検査システムが開発されることが期待されています。

がん集学財団の役割

がん集学財団は、がんの集学的治療に関する臨床研究を行い、若手研究者に対する支援を行っています。また、医療機器の開発においても重要な役割を果たしています。今回のBoston Medical Sciencesとの提携は、同財団が技術革新に積極的に関与していることを示すものです。

Boston Medical Sciencesのビジョン

Boston Medical Sciencesは、ハーバード大学医学部やマサチューセッツ総合病院の医師たちによって設立された企業で、今年4月から活動を開始しました。彼らの目標は、世界初の下剤不要のバーチャル内視鏡システム「AIM4CRC」を開発することです。この製品は2026年の臨床実装を視野に入れています。

アドバイザリーボードの設立

今回の提携に伴い、アドバイザリーボードが設立されました。このボードは、大腸癌や内視鏡の専門家で構成されており、Boston Medical Sciencesへの助言や指導を行います。主なメンバーには、京都府立医科大学名誉教授の山岸久一先生、東京科学大学名誉教授の杉原健一先生、帝京大学医学部附属溝口病院の小林宏寿教授、慶應義塾大学名誉教授の谷下一夫先生が名を連ねています。