妖怪画大賞、審査員発表
香川県小豆島の「迷路のまち」に位置する妖怪美術館が主催する、自由な発想で妖怪を描くアートコンテスト「第一回 妖怪画大賞」が近日中に始まります。このコンテストの魅力は、妖怪というテーマに対する自由なアプローチと、名だたるアーティストたちによる審査です。
審査員の顔ぶれ
審査員として名を連ねるのは、妖怪画家であり妖怪美術館の館長を務める柳生忠平氏を筆頭に、日本画家の平良志季氏、アートディレクター・墨絵師の東學氏です。各分野の専門家が揃い、その視点から妖怪を描いた作品を評価することで、全く新しい妖怪像が誕生するかもしれません。これらの審査員は、日本の伝統文化や現代アートにおいて非常に重要な役割を果たしています。
- - 柳生忠平氏は、小豆島出身の妖怪画家で、妖怪をテーマにした作品を多数発表しています。彼の作品は人と妖怪との対話を表現しており、文化的な深みがあります。
- - 平良志季氏は、日本画の技法を使い、神や妖怪をユーモラスに描き出しています。特に物語性を持たせることに長けており、観る者の心を掴む力があります。
- - 東學氏は、独特の墨画を用いた表現で知られており、「女」をテーマに描かれる作品は特に注目を集めています。日本の美意識を現代に落とし込むその手法は、妖怪画にも新たな視点を提供するでしょう。
コンテストの概要
「第一回 妖怪画大賞」は、2024年10月1日から11月30日まで作品の応募を受け付けます。コンテストは、妖怪をテーマにした2次元の絵画作品を募集しており、2025年に開催される「妖怪万博」の一環として位置づけられています。最終的には、2025年2月に「妖怪万博2025」会場で審査会が行われ、入賞者が発表される予定です。
グランプリの受賞者には、賞金10万円とともに小豆島の宿泊施設で作品を展示する権利が授与されるほか、優秀賞や審査員特別賞なども設けられており、子供向け部門も存在します。すべての出品者には参加賞として妖怪美術館の入館チケットが贈られます。
妖怪美術館について
妖怪美術館は、小豆島に900体以上の妖怪造形作品を展示する美術館です。訪れた人々は、古民家を巡りながら妖怪の起源から現代の解釈まで、様々な作品に触れることができます。美術館は「妖怪を世界語にしたい」というビジョンを持ち、地域文化を発信する役割も果たしています。
まとめ
「第一回 妖怪画大賞」の開催により、妖怪というテーマが現代アートに新たな息吹を吹き込むことが期待されています。妖怪に対する柔軟な発想や独創的な視点が集まり、新たな作品が誕生する瞬間を楽しみにしましょう。今後の進展に注目が集まります。
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