アキレスの災害用エアーテントと次世代太陽電池
アキレス株式会社は、神奈川県の「次世代型太陽電池普及促進事業費補助金」を利用した実証事業において、同社が開発した「災害用エアーテント」を採択されることとなりました。このプロジェクトは、リチウムイオン蓄電システムの設計や製造を手掛ける株式会社ベイサンと協力し、次世代型の太陽電池技術を活用するものです。
次世代型太陽電池とは
次世代型太陽電池は、「薄く、軽く、曲げられる」という特性を持つ「ペロブスカイト太陽電池」など、新しい技術を駆使しています。この取り組みは神奈川県民や地域の事業者に次世代型太陽電池を体験してもらうことを目的としており、「見える化」を進めています。この補助金事業により選ばれた5つの案件の一つとして、アキレスとベイサンの共同開発が進められます。
災害用エアーテントの役割
アキレスの「災害用エアーテント」は、日本初となる陰・陽圧式構造を持ち、災害時の現場対応拠点や医療救護所、物資保管所などに利用できる高品質な製品です。災害時の活動において、現場で切実に必要とされる設備を提供し、被災者支援を目指しています。
実証事業の内容
今回の実証事業では、アキレスが提供するエアーテントに、ぺクセル・テクノロジーズ株式会社が開発する「ペロブスカイト太陽電池」を組み込むことで、災害時のポータブル電源としての可能性を探ると共に、エアーテント内部の照明や蓄電池の充電に向けた実験が進められます。このように、次世代型太陽電池と災害用エアーテントの組み合わせに期待が寄せられています。
今後の展望
アキレスはこの取り組みを通じて、地域社会の持続可能な発展に寄与することを目指しており、次世代型太陽電池の普及を通じたサステイナブルな社会の実現に向けて歩みを進めます。実証実験は2023年9月下旬から神奈川県内で順次開始される予定で、実際の運用に向けたデータ収集や評価が行われる予定です。
この革新的な技術の進展が、今後の災害対応や環境への配慮にどのように寄与していくのか、非常に楽しみです。地域と共に成長していくこの挑戦から目が離せません。