背景と本取り組みの意義
近年、ソーシャルメディアや動画プラットフォームの急速な普及に伴い、自治体における情報発信の手法も多様化しています。この流れの中で、映像や体験型コンテンツの重要性は高まり、特に地域の魅力を伝えるための新たな戦略が求められています。滋賀県守山市では、映像技術を駆使して市の特性や文化を広く発信し、ふるさと納税の返礼品の効果的な紹介、人材確保を視野に入れた取り組みを加速させています。これにより、職員が情報を発信する力をつけることが期待されています。
NeoRealXとの協業
株式会社NeoRealXは、東京都港区に本社を持つ企業で、最新のVR(仮想現実)やAR(拡張現実)技術を駆使した映像制作を専門としています。今回、守山市との協力を通じて、地域活性化起業人制度(副業型)に参画し、映像技術を、地域のPRにおける柱として位置づけています。
この取り組みでは、NeoRealXの専門家が中心となり、以下のような活動を展開します。
1.
地域資源の発信: VRやAR、映像技術を用いて、地域の景観や文化的なリソースを視覚的に捉え、それを情報発信へとつなげる助言・提言を行います。
2.
映像コンテンツ制作: 映像コンテンツの制作に加えて、そのスキル向上を図るためのガイドライン作成に対するサポートを提供します。
3.
地域PR施策のアドバイス: 子育て世代や大都市圏に住む人々の視点を反映しつつ、観光スポットや食文化、地域独自の生活の知恵を引き出し、PR戦略への提案を行います。
4.
研修の実施: 職員や地域住民に向けて、映像制作のワークショップや研修会を開催し、実践的なスキル習得を促進します。
これらの取り組みを通じて、守山市での情報発信の質を向上させ、発信力を底上げすることを目指しています。
協定の詳細
この協力に関する協定は「地域活性化起業人制度(副業型)」に基づいており、主な内容としてはVRやAR、映像技術を用いた情報発信に関する助言、提言、人材育成などが含まれます。締結式には守山市長の森中高史氏が出席し、NeoRealXの代表取締役社長である安藤聖泰氏と経営企画マネージャーの伊藤美保氏がその意義について語りました。
この協定は2026年4月15日から2027年3月31日までの期間で実施され、地域活性化の強力な推進役となることが期待されています。
伊藤美保のプロフィール
本事業において重要な役割を果たすのは、NeoRealXの経営企画マネージャーである伊藤美保氏です。彼女は、これまで総合小売やIT業界、日本テレビグループ企業での経営管理や制度設計、業務の標準化を手掛け、上場企業における資金管理やガバナンスの領域において豊富な経験を有しています。現在は、XRや映像を活用した地域活性化事業の企画に力を入れ、和歌山県那智勝浦町では地域活性化起業人として活動してきました。
今後の期待
この取り組みによって、守山市の映像を活用した情報発信が段階的に進展し、地域の魅力をさらに強固にアピールする機会が増えることが予想されます。地域全体が一体となって魅力を引き出すことで、市民や訪問者にとってより豊かな体験が提供されることでしょう。地域への関心を高め、観光振興や交流人口の拡大を狙う本事業の今後に、全国から注目が集まります。