静岡県掛川市が三輪モビリティの新しい試みを開始
2023年10月1日、静岡県掛川市にて、新たなモビリティシェアリングサービス「カケガワ de チョイノリ!」が始まりました。これはBRJ株式会社が提供する、三輪の電動モビリティ『TOCKLE』を利用したサービスで、地方の交通空白の解消を目指しています。
シェアリングサービスの背景
掛川市は、地域の魅力を再発見し、未来のまちづくりに寄与する「掛川100景」プロジェクトを進めています。このプロジェクトに基づき、地域資源を巡る新たな移動手段を導入することとなり、特に市民や観光客に対する利便性向上が期待されているのです。地域内の観光名所や商業施設へ容易にアクセスできることが、このサービスの目的となっています。
TOCKLEの特徴
「TOCKLE」には、次のような画期的な特長があります:
- - ジオフェンシング機能: GPSを用いて走行エリアを管理し、安全性を加味します。
- - 運転免許不要: 16歳以上であれば誰でも利用可能です。
- - 三輪構造による安定性: 安全性と快適性を兼ね備えています。
- - 専用シート付き: 快適な乗り心地を提供します。
- - カゴの装備: 荷物の持運びや買い物にも便利です。
日本初の三輪シェアリングモデルは、道路の安全性を確保しつつ、地方ならではの運行条件に適した設計がされています。特定の区域に踏み込むと自動的に停止する機能を持つことで、利用者への危険を未然に防ぎます。
より安全なモビリティを目指して
BRJ株式会社は、地方の「交通空白」を解決するために、安全性を第一に考えています。都市部に比べて交通量が少なく、道幅も広い地方特性を生かし、リスクの少ない運用が可能です。また、夜間の運用を全廃し、飲酒のリスクを減らすことで、利用者に安心感を提供します。
利用概要
- - 開始日: 2023年10月1日(水)
- - 利用可能時間: 5:00~21:00
- - 基本料金: 10分100円(税込)
- - 対象エリア: 掛川市内
- - 配置場所: 掛川市役所、掛川駅北口・南口など
おわりに
BRJ株式会社は「人と街に感謝される未来の公共交通を創る」というビジョンを掲げ、地域の交通空白を解消するために、自治体との協力のもとでさまざまな取り組みを進めています。今後、掛川市のシェアリングサービスが、地域活性化や利便性向上に貢献できることを期待しています。詳しい情報やお問い合わせは、公式サイトをご覧ください。