ヘルスケアファンドが訪問看護事業者「あわーず」の全株式を取得 - 地域医療活性化に向けた事業拡大へ
日本PMIパートナーズ株式会社が運営する地域医療活性化ヘルスケアファンド投資事業有限責任組合が、東京都の訪問看護事業者株式会社あわーずの全株式を取得したことを発表した。
あわーず社は、2013年9月に設立され、東京都新宿区に本社を置く。訪問看護、訪問リハビリ、居宅介護支援などを主な事業とし、地域医療と連携しながら、利用者のQOL向上を目指している。
今回の投資は、訪問看護市場の成長を見据え、地域医療活性化への貢献を目的とした。日本PMIパートナーズは、あわーず社の経営改善、労働環境向上、サービス向上などを支援し、事業拡大と地域医療活性化を推進していく考えだ。
訪問看護市場の成長と課題
訪問看護市場は、医療・介護を合わせて約7,000億円の市場規模を持ち、今後も病床再編と在宅シフトの推進、在宅での看取り・ターミナルケアニーズの増加などにより、更なる成長が見込まれている。しかし、一方で、人材不足やサービスの質のばらつきといった課題も存在する。
日本PMIパートナーズの取り組み
日本PMIパートナーズは、「ヘルスケア×PMI(Post Merger Integration)×DX」をコンセプトに、ヘルスケア分野で累計40社以上の投資実績を持つ。同社は、投資先に対して、事業再編・統合の支援、経営効率化、DXによる新規事業開発などを提供することで、国内ヘルスケア企業の育成・活性化に貢献している。
あわーず社の今後の展開
今回の投資により、あわーず社は、サービスエリアの拡大、サービスの更なる向上、人材育成などを推進していく。同社は、日本PMIパートナーズの支援を得て、地域医療の活性化に貢献し、利用者と家族のQOL向上を目指していく。
日本PMIパートナーズ代表取締役社長 濵田仁氏のコメント
「高い専門性を持ち、地域での信頼関係を構築しているあわーず社の投資実行をご報告できますことを嬉しく思います。今後は当社の「ヘルスケア×PMI×DX」に精通した専門家集団を軸に、あわーず社の更なる発展を支援し、サービスエリアの拡大、サービスの更なる向上を図り、利用者及びご家族のQOL改善に貢献をして参ります。」
まとめ
今回の投資は、訪問看護市場の成長と地域医療活性化への貢献という観点から、注目すべき動きと言える。あわーず社は、日本PMIパートナーズの支援を得て、事業拡大とサービス向上を図り、利用者と家族のQOL向上に貢献していくことが期待される。