ベリサーブがSBOM.JPで脆弱性管理機能を強化
株式会社ベリサーブ(本社:東京都千代田区)が、自社開発のソフトウェアサプライチェーン管理パッケージ「SBOM.JP」に新たに欧州脆弱性データベース「EUVD」との照合機能を追加することを発表しました。これにより、ソフトウェアの脆弱性をより効果的に管理する仕組みが整います。
脆弱性管理の新機能とは?
新機能は、2026年9月下旬にリリース予定です。「SBOM.JP」とEUVDの登録情報を照合することで、脆弱性情報が迅速に把握できるようになります。この機能を利用することで、ユーザーは公開されている脆弱性情報を活用して、ソフトウェアの安全性を高めることができます。
また、SBOMのフォーマット変換機能に加え、複数のSBOMを一つに統合するマージ機能も新たに搭載します。この機能により、異なるフォーマットのSBOM同士を柔軟に変換・統合でき、利用目的に応じた管理が可能になります。
なぜEUVDが重要なのか
近年、ソフトウェアの構成要素を明確にするSBOM(Software Bill of Materials)が脆弱性管理においてますます重要視されています。特に、欧州連合の新しい法律である「欧州サイバーレジリエンス法(EU CRA)」は、2026年9月11日から悪用が確認された脆弱性の報告義務を製造業者に求めています。この法律に準拠するためには、SBOMを利用した脆弱性管理が不可欠となります。ベリサーブは、この新機能を通じて、企業がEU規則に対応できるようサポートする意図があります。
新機能の具体的な効果
1.
検知の網羅性向上
新たにEUVDが加わることで、従来の脆弱性データベース(NVD、JVN、GHSA)に加え、より多面的に脆弱性を管理できます。これにより見落としのリスクが大幅に減少します。
2.
CRAへの対応強化
欧州に関連する脆弱性情報の把握が容易になるため、継続的な脆弱性管理の体制強化につながります。
3.
SBOM運用の効率化
フォーマット変換とマージ機能の導入により、複数のSBOMが容易に統合・管理できるようになり、特に大規模プロジェクトにおいてはデータ管理の負担が軽減されます。
今後の展望
ベリサーブは、今後もSBOMの運用機能を拡充し、国内外のサイバーセキュリティ関連法規制に対応するための支援を続けていく予定です。また、ソフトウェアサプライチェーンにおけるセキュリティ対策を強化し、利用企業に安心して製品を提供することを目指します。
企業概要
株式会社ベリサーブは2001年に設立され、ソフトウェアの品質向上を支援するサービスを提供しています。特にサイバーセキュリティ関連事業に注力しており、顧客の安全なソフトウェア開発を推進しています。
詳細については、公式ウェブサイト(
ベリサーブ)をご覧ください。