高校生を対象にしたセルフケアプログラムが健康意識を向上
2023年、株式会社オーラルケアは東京都千代田区にある正則学園高等学校でオーラルケア教室を開催しました。このプログラムでは、474名の生徒たちが自らの口腔状態を理解し、将来にわたる健康管理のスキルを養うことを目指しています。これは、単なる歯磨き指導に留まらず、予防歯科先進国であるスウェーデンの考え方を取り入れたものです。
プログラムに参加した生徒たちは、実際にセルフケアを実践しながら、口腔ケアの重要性について学びました。生徒たちが抱えるお口の悩みとして「歯並び」「歯の黄ばみ」「口臭」が挙がり、特に口臭に関する情報は彼らの興味を引きました。口臭は第一印象や恋愛にも影響を与えるため、生徒たちはその重要性を理解しました。
参加者は、専用液体を用いてプラークの状態を確認し、「歯の間が青い!」と驚く声が上がったり、「いつも歯磨きをしているのにどうして?」とショックを受けたりしました。実際に行なわれたのは、デンタルフロスやワンタフトブラシを使用したケアであり、これは歯周病に対する理解を深める機会にもなりました。高校生になると、歯周病の原因菌が定着しやすくなるため、この時期に適切なセルフケアを行うことで、将来の健康な口腔環境につながるとされています。
生徒たちの声も非常に興味深く、一年生のMさんは「ワンタフトブラシを使うのは初めてで、驚くほど使いやすかった」と語り、二年生のHさんは「フロスで取れる汚れの多さに驚いた」と感想を述べました。また、Kさんは「フロスの使い方は思っていたよりも奥が深い」と感じ、各自の口腔ケアへの意識が高まった様子が伺えます。
このプログラムの目的は、より多くの学校での実施を促進することです。そのため、オーラルケア教室の応募を全国の高等学校に呼びかけています。学校の保健指導や生活指導などの既存カリキュラムに組み込むことで、さらなる健康意識の向上を図ります。参加校は、オンラインオーラルケア教室を無料で体験できる特典も用意されています。
オーラルケアを通じて、健康な未来を築くための第一歩を高校生たち自身が踏み出すことが期待されています。生徒たちが自らの健康を守る力を育てられるよう、今後の展開に注目したいと思います。
株式会社オーラルケアについて
株式会社オーラルケアは、長年にわたり「むし歯や歯周病になってから治療するのではなく、予防が重要」という理念のもと、予防歯科の取り組みを広めています。特に、教育機関での予防教育を強化し、次世代の健康意識を育むためのプログラムに力を入れています。既存の学校カリキュラムや行事に応じてフレキシブルに対応できるプログラム作りを行っており、将来的には予防が日本全体の文化として根付くことを目指しています。
詳しい情報や応募は、株式会社オーラルケアの公式サイトをチェックしてください。