VoxaのBladeが受賞!
2023-08-23 10:00:03

Voxaの革新技術「Blade™」が米国顕微鏡学会で受賞!

Voxaの「Blade™」が米国顕微鏡学会で栄光の受賞



Voxaが開発した「Blade™」が、2023年7月に米国ミネアポリスで開催された顕微鏡学会「M&M2023」にて、イノベーションアワードを受賞しました。このアワードは、顕微鏡技術や微量分析に関する革新的な開発を称えるもので、毎年10の組織や個人に贈られます。受賞者の選定は、顕微鏡研究における重要性と有用性が基準となっています。

Blade™の革新性



「Blade™」は、透過型電子顕微鏡(TEM)に取り付けることで超高スループット画像処理を実現するアクセサリです。この製品は、従来のワークフローを最大100万倍のスピードに改善し、広域の視野を迅速にキャプチャすることが可能です。また、被写体をフル解像度のモンタージュ画像として出力することも容易になりました。これまで手作業で行われてきたサンプル前処理やイメージキャプチャの時間を、見事に自動化したことが評価されました。

これにより、ナノスケールの構造を大量に観察することが可能になり、データに基づいた調査が一層進化しました。具体的には、脳神経学の分野で、従来の方法では単純な生物しか復元できなかった脳回路を、今や複雑な生物にも拡大して研究できるようになっています。実際に、米国のプリンストン大学やアレン脳科学研究所、日本の生理学研究所、ドイツのシャリティ・ベルリン医科大学などの研究機関で「Blade™」が使用され、革命的なデータ取得が進行中です。

受賞を喜ぶ声



学術誌「マイクロスコーピー・トゥデイ」の編集長であるチャールズ・ライマン氏は、「Blade™」の受賞を祝福し、そのデータ取得能力が新しいデータ解析とインフォマティックスを可能にすることを強調しました。競合するツールに比べて数倍も速く、しかも低コストであるこの製品が、今後の科学分野に大きな影響を与えると期待されています。

一方、Voxa Japan株式会社の代表取締役オウン・クリストファー・スーヤン氏も、「Blade™」がもたらす新たな研究開発の可能性に喜びと期待を表明しました。大脳皮質の脳回路の全貌を見たり、複雑な材料や化学システムを精密に分析することで、脳神経疾患の解明が迅速に進む可能性があると述べています。このような技術革新により、電子顕微鏡が今後臨床病理学においても有用なツールになることが期待されています。

以前の受賞とVoxaの展望



実は、Voxaには2018年に同じイノベーションアワードを受賞した「Mochii™」もあります。これはエネルギー分散型X線分析器(EDS)を内蔵したポータブルな走査型電子顕微鏡(SEM)で、サイズ感はコーヒーメーカー程度。これもリモート操作が可能で、NASAとの提携による国際宇宙ステーションでの活用が進んでいることで、多くの可能性が広がっています。

Voxaは、今後アジア・太平洋地域での流通とチーム強化を進め、ナノイメージング技術の新しい地平を切り開くことを目指しています。さらに、共に働く仲間を募集中で、興味のある方にはVoxaの魅力的な製品や研究機会を体験してもらう機会も提供しています。

このように、「Blade™」が科学界にもたらした革命的な進展と、Voxaの今後の成長に期待が寄せられています。

会社情報

会社名
Voxa Japan株式会社
住所
神奈川県横浜市中区山下町2番地産業貿易センタービル 2階
電話番号
050-5372-3659

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