IGSによる「教科×探究」実践支援プログラムのご紹介
教育の新たな支援の形
教育界が求める柔軟な学びのスタイルが、今まさに模索されています。その中で、Institution for a Global Society(IGS)は、三菱みらい育成財団から2025年度の助成を受け、先生方向けの【教科×探究】実践支援プログラムを立ち上げます。このプログラムは、教育者が教科の枠を越えて「探究的な学び」を実践する力を育むことを目的としています。
探究的学びの重要性
VUCA時代と呼ばれる現代、私たちは「答えのない問いに向き合う力」や「自ら疑問を持つ力」を重視する必要があります。しかし、多くの教育現場では探究学習が限られた教科や時間に閉じ込められ、本来の意義が薄れてしまっています。IGSは、教員が「探究の楽しさ」を実感することで、この状況を打破する道を模索しています。
プログラムの内容と構成
このプログラムは、全国の中高一貫校および高等学校の教員を対象に、教科の中に探究的な視点を取り入れるための実践的な機会を提供します。具体的には、プロジェクトベースの学習(PBL)の体験や教科横断型の授業設計方法を学ぶ内容となっており、ディスカッションを通じて他の教育者たちと刺激し合います。
- - プログラム名: 先生方向け【教科×探究】実践支援プログラム
- - 対象: 全国の教育委員会および中高一貫校・高等学校の教員
- - 定員: 200名
- - 期間: 2025年7月から2026年3月
- - 形式: 対面開催(東京・大阪などで二日間の開催予定)
期待される波及効果
本プログラムを通じて、教員自身が学びの中で得た新しい視点が、生徒や他の教員にも広がることが期待されています。探究的な学びの文化が各地域に根付き、教育現場全体の変革に繋がるでしょう。
プログラムの背景
教育に対するアプローチは、時代の変化に伴い進化しています。現在、これを実現するには教育者自身が変わる必要があります。IGSは過去にカンボジアやウズベキスタンで成功を収めたプロジェクトを基に、このプログラムを展開し、参加する先生方が生徒と共に探究型学習を実践する助けとなることを目指しています。
三菱みらい育成財団の役割
このプログラムは、一般財団法人三菱みらい育成財団の支援を受けています。財団は次代を担う若者を育成するため、様々な教育プログラムに助成しており、全国に展開する意図があります。教育の質を高め、未来を見据えた人材を育成することが、この施策の大きな目標です。
まとめ
IGSの新しい支援プログラムは、教員が探究的な学びを楽しむことを通じて、生徒へ良い影響を与えることを目的としています。探究の面白さを実感し、教育現場全体をより良くするこの機会に、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。私たちの未来は、教育者によって育まれています。