IPNexus: 知財管理と収益化のオールインワンプラットフォーム
2024年11月18日、東京。グローバルな知財管理を効率化し、未活用特許の価値を最大限に引き出すことを目指す「IPNexus」が新しく発表されました。企業や発明家を対象に、特許メンテナンスからライセンス、さらには売却に至るまでの一連のプロセスをワンストップで提供するこのプラットフォームは、特許の世界的な市場において新たな可能性を広げています。
経済的価値の創出
現在、管理されながらも活用されていない特許は多数存在します。日本国内だけでも約80万件もの「休眠特許」が存在し、これらは企業にとって負担となる管理コストを生み出す要因でもあります。IPNexusは、このような特許を「社会的負債」から「社会的資産」へと変えることを目指し、経済的価値の創出を図ります。
このプラットフォームによって、知財を有効活用したい企業や発明家は、特許管理・取引機能を利用することで、自らの知財の持つ本来の価値を引き出すことが可能になります。
主な機能
IPNexusプラットフォームには、特筆すべきいくつかの機能が備わっています。
グローバル対応のIP管理ツール
出願管理や年金の管理、特許評価機能が整っており、弁理士との連携も強化されています。特に、国際的な特許保護とメンテナンスを適切にサポートすることで、ユーザーにとって安心感を提供します。
IP取引所
特許のポートフォリオを作成し、取引を容易に行える機能があります。希望価格や評価レポートが提供されることで、特許取引の成約率が向上し、バイヤーにとっても取引がしやすくなります。
M&Aツール
特許番号を入力するだけで、ライセンス候補先を簡単に抽出できる機能は、効率的なビジネス展開を可能にします。
IPWanted
グローバルなIPNexusネットワークによって、バイヤーが必要とする特許技術を迅速に特定し、売り手と結びつけることができます。
専門家相談機能
知財に関する疑問を専門家に相談できるこの機能は、幅広い知識の共有やネットワーク構築を促進します。
グローバル市場での支援
IPNexusは特許管理や取引を簡素化し、世界中の企業や発明家が自己の知財の潜在的価値を最大限に引き出せるように支援します。これにより、特許の保護と利用がスムーズに行われ、経済的利益が追求できます。その結果、知財業界全体の発展にも寄与することが期待されています。
新阜 秀朗 CEOのビジョン
新阜秀朗博士は、このIPNexusプラットフォームの構築に関して、「知財の『社会的負債』を『社会的資産』に転換し、新たなイノベーションを創出する一助になることを目指しています」と述べています。
彼は、連続起業家であり、知財ファンドを運営する経験を活かし、特許管理・取引の新しい文化を形成する状況を整えています。その背景には、ドイツ銀行やゴールドマンサックスでの豊富な経験があり、国際的な知識を持つ専門家です。
新しい時代の会社の形、IPNexusは知財の管理を革新し、世界中で新たなビジネスの可能性を模索する企業を後押しするプラットフォームです。