提携の背景とその意義
株式会社キーストーン・パートナース(KSP)とM&Aキャピタルパートナーズ(MACP)が提携し、政策保有株式に関連する企業の課題解決に向けた取り組みを強化します。この提携は、政策保有株式の見直しが進む中での重要な一歩となります。
職業界の現状
近年、上場企業の政策保有株式に対する見直しが進められています。その背景には、資本効率やガバナンスの重要性が増していることがあります。一方で、未上場株や流動性の低い上場株は、売却が難しく、企業との協議にも時間がかかるという実情があります。こうした状況を受けて、企業は政策保有株式の削減に苦しんでいるのが現状です。
KSPの役割
KSPは2009年の創業以来、企業の再生や成長支援を行ってきました。累計投資実行額は1400億円を超え、様々な業種の企業に対して投資を行ってきた実績があります。特に、少数株主持分の取得や事業承継、資本政策支援などの面でも多くの経験を積んでいます。政策保有株式に関しても、KSPの投資ノウハウを活かし、保有先企業とのエンゲージメントを重視することで、課題解決に貢献してきました。
MACPの強み
一方、MACPは東証プライム上場のM&Aアドバイザリー専門会社であり、業界内での存在感は非常に大きいです。成約案件の譲渡株価総額や国内案件数でNo.1を獲得するなど、多くの顧客基盤を持っています。彼らのネットワークとノウハウは、企業の経営課題を解決する上で大きな力となります。
提携の目的
KSPとMACPの提携により、両社の強みを活かした新たなアプローチが生まれます。政策保有株式に関する経営課題に対して、幅広いネットワークを通じて効果的な解決策を提案し、日本経済や社会全体の発展に寄与することを目指します。特に、流動性の低い株式を抱える企業や、吸収合併を考えている企業に対する支援が合理的に行えるようになります。
未来への展望
この提携の結果、企業が抱える政策保有株式に関する課題が効率的に解決されることが期待されます。将来的には、より多くの企業が透明かつ効率的な資本政策を実現し、持続的な成長を目指せるようになるでしょう。KSPとMACPの強力な協力体制が、日本経済の良きサイクル構築に寄与することを願っています。
企業情報
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社
- - 所在地: 東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲
- - 代表者: 中村悟
- - 事業内容: M&A仲介事業
- - 設立: 2005年10月
- - URL
株式会社キーストーン・パートナース
- - 所在地: 東京都千代田区大手町一丁目2番1号 Otemachi Oneタワー
- - 代表者: 堤智章、小山聡
- - 事業内容: 企業再生・成長支援ファンドの運営
- - 設立: 2009年5月
- - URL