神奈川発、心温まるフードバンク支援「おもいやりセット」
神奈川県横浜市に本部を置く生活協同組合パルシステム神奈川が、1月12日から16日までの5日間、フードバンク活動を支援するための「おもいやりセット」の受付を開始します。これは、特に地域の子どもたちを支援するために設計されたプログラムの一環です。
「おもいやりセット」とはどんなもの?
「おもいやりセット」は、パルシステムのオリジナル商品を寄贈し、それに伴う寄附金を地域のこども支援活動に役立てる取り組みです。寄贈される商品は「産直わかめどっさりうどん」「大きい焼売」「までっこ鶏チキンナゲット」「産直小豆の今川焼」の4点で、どれも安心・安全な原材料で作られています。
注文は500円から可能で、そのうち50円が神奈川県の「未来応援、アクション」へ寄附されます。これにより、地域の子ども食堂や生活困窮者への支援が実施されるのです。
地域とのつながりを強化
この取り組みの背景には、パルシステム神奈川が地域のNPOや協同組合と連携し、食品を必要としている方々に手が渡るよう努めている点があります。特に、公益社団法人フードバンクかながわとの協力により、支援活動がより効率的に行える体制が整っています。寄贈品はこども食堂や生活困窮者支援団体に届けられ、その後、必要な方々の手に渡ります。
商品の品質と選定基準
提供される商品の品質にもこだわりが見られます。全ての商品は主原料の産地を明示しており、農薬や化学肥料を極力避けた安心・安全な素材を使用しています。例えば、北海道産の小麦や小豆、または健康的に育てられた鶏肉や豚肉を使用しており、添加物に頼らず、素材本来の味わいを生かした製品になっています。
地域課題の解決に向けて
「おもいやりセット」の取り組みは、単に商品を寄贈するだけでなく、地域の課題解決にも寄与しています。集められた寄附金は、やがて子ども食堂への食品寄贈や子育て、生活支援を行うNPO法人セカンドリーグ神奈川が活用し、さらなる地域貢献につながります。
未来に向けてのひとつのステップ
この取り組みは2022年に始まったもので、2023年には神奈川県が主導する「未来応援、アクション」にも、賛同し登録しました。これにより、地域住民が企業やサービスを利用することで、地域への寄附を促進する仕組みが形成されています。
さらに、フードバンクかながわとセカンドリーグ神奈川は、県と合意書を結び、冷蔵・冷凍食品のフードドライブ「フローズンネットワーク」を実施。地域全体でサポートの輪を広げる努力を重ねています。
最後に
神奈川県の生活協同組合パルシステムは、今後も地域との結びつきを重视し、誰もが取り残されない社会を目指しています。より多くの方々がこの「おもいやりセット」に参加し、温かい心の輪を広げることを期待しています。皆さんもぜひ、この機会に寄附付き商品を購入し、地域の未来を共に応援していきましょう。