ECプラットフォーム譲受でアーティスト支援を強化
音楽業界におけるコミュニティプラットフォームを運営する株式会社ソナーユーが、株式会社ライトヴァンからアーティスト向けのECプラットフォーム「オフィシャルストア」の事業を譲受することが決定しました。この移行は、2026年4月1日を予定しており、音楽を愛するアーティストたちの活動環境を大きく変えることが期待されています。
事業譲受の背景
近年、アーティスト向けのECサービスは、個々のアーティストが集客や在庫管理、発送といった実務を行う「セルフマネジメント型」が主流となっています。このため、アーティスト自身が本来の音楽活動に集中できず、運用負荷が増している現状があります。ソナーユーは、定額制の「Mpaxx」や参加型イベントメディア「Mudia」などを通じて、「リアルなライブを愛するファンコミュニティ」を構築してきました。この度のEC事業の譲受は、単なるツール提供だけでなく、アーティストとファンの接点を創出する形での「成長支援型EC」へと進化させる狙いがあります。
段階的なサポート体制
今回の事業譲受により、アーティストたちに三つの成長フェーズに応じた支援が提供されます。
1. Rising Phase
活動初期のアーティストには、デザインを入稿するだけで物販が可能な「オンデマンド物販」を提供。これにより制作費や在庫リスクを抑え、アーティストの迅速な収益化を後押しします。
2. Growing Phase
動員が増加し始めたフェーズのアーティストには、来場データや応援データを活用した販促支援を行います。個々の発信に依存せず、プラットフォーム全体の協力により収益を生み出すシステムです。
3. Professional Phase
トップアーティスト向けには、物流や運営をフルアウトソーシングし、表現活動に全てを集中できる環境を提供します。これにより、アーティストは煩雑な業務から解放され、創造性を最大限発揮することが可能に。
ソナーユー代表取締役のコメント
高松友治代表取締役は「生成AI時代だからこそ、人間が奏でる生演奏の価値は高まっています。私たちはアーティストの成長段階に応じた最適なサポートを提供し、未来の音楽シーンを共に創り上げていきたい」と語ります。この言葉からも、アーティストとの密接なパートナーシップを築く意欲が感じられます。
サービス概要
Mpaxx(エムパス)
2026年6月からリニューアル予定のこのサービスは、定額制でライブハウスに何度も行ける音楽ファンに向けたサブスクリプションサービスです。
Mudia(ミューディア)
オーディエンスがアーティストを応援するための参加型イベントメディア。投票やギフト機能で、ファンの力を直接届けることができます。
オフィシャルストア
約500組のアーティストを支えるECプラットフォームで、物流直結型のシステムを導入し、アーティストがよりスムーズに物販を行えるようサポートします。
このように、ソナーユーはアーティストの成長を強力に後押しする新たなECプラットフォームを展開することで、音楽業界全体の発展を期待させる取り組みを進めています。