UHA味覚糖、新たなグミサプリでオーラルフレイル改善を明示

UHA味覚糖、オーラルフレイル改善の新たな探索

UHA味覚糖株式会社が、東京歯科大学の上田貴之教授及び太田緑講師との共同研究を通じて、コラーゲンを配合したグミサプリの摂取がオーラルフレイルの改善に有効であることを発表しました。この研究は、2025年6月に開催される日本老年歯科医学会第36回学術大会にて報告される予定です。

オーラルフレイルとは

オーラルフレイルは、高齢者が直面する口の機能低下の状態を指し、歯の喪失や食べること、話すことなど、さまざまな機能の衰えが重なり合う現象です。この状態は特に、「咬みにくさ」や「むせ」など複数の問題が同時に生じることによって、より深刻な健康リスクを引き起こします。

OF-5チェックリスト

オーラルフレイルのセルフチェックには「OF-5」という5つの質問からなるリストが利用されます。このリストを使い、自分がオーラルフレイルに該当するかどうかを簡単に確認できます。2項目以上に該当する場合、オーラルフレイルと見なされます。

研究の背景と目的

2024年4月、オーラルフレイルという概念は、日本老年医学会、日本老年歯科医学会、日本サルコペニア・フレイル学会の合同ステートメントにより正式に定義されました。この問題は、将来的なフレイルや介護認定のリスクを高めるため、その理解と対策が急務とされています。特にオーラルフレイルの早期発見と改善が重要であることから、セルフチェックリストであるOF-5が開発されました。先行研究により、硬めのグミを摂取することが口腔機能の改善を促すことが示されており、今回の研究では、その効用を実証することが重要視されました。

研究の方法と結果

調査は2024年9月から11月にかけて行われ、108名の健康なボランティアが対象となりました。彼らは1日2粒のコラーゲン含有グミサプリを4週間摂取し、調査開始前と終了後にOF-5に基づくアンケートが実施されました。結果、67名（約62%）が何らかの改善を示し、その中で40名（約37%）がオーラルフレイルの該当項目が1項目以下になりました。

今後の展開

UHA味覚糖は、健康寿命の延伸に寄与することを目指し、オーラルフレイルの理解とOF-5の普及活動を続ける意向です。また、得られた研究結果を基に、楽しく続けられるオーラルケアの習慣作りを進めていく考えです。これからも、グミサプリやオーラルケア製品を通じて、口腔内の健康に寄与し続けることでしょう。

UHA味覚糖の新たな試みは、ただのサプリメントを超えて、高齢者の健康維持に向けた期待が寄せられています。さらに多くの人々が自身の口腔健康を意識し、自分でチェック・改善する時代が到来するかもしれません。