2024年11月14日、米ニュージャージ州ホーボーケンに本社を構えるNICE(Nasdaq:NICE、日本のナイスジャパン株式会社)は、2024年9月30日で終了した第3四半期の業績を公開しました。この四半期は、クラウドサービスの売上が前年同期比で24%増となる5億10万ドルに達しました。総収益は6億9,000万ドルで、前年の同時期に比べて15%の増加を見せています。
NICEのCEOであるバラク・エイラム氏は、業績の成長は企業の競争力を高めるものであり、顧客がNICEを選ぶ理由となると述べています。会社はAIを駆使したカスタマーエクスペリエンス(CX)ソフトウェアのリーダーとして、市場のニーズに応えていると強調しています。また、同社は営業キャッシュフローが前年比で32%増加した1億5,900万ドルであり、業界の新たな基準となると報告しました。
第3四半期の主な数値
NICEの財務ハイライトの中でも特に注目すべき点は、以下の通りです:
- - 売上は6億9,000万ドルで前年比15%増加。
- - クラウド売上の顕著な増加(前年同期比24%増)。
- - 営業利益は前年同期比24%増の1億4,140万ドル、営業利益率は20.5%へ上昇。
- - 希薄化後EPS(1株当たりの利益)は1.86ドルで34%の増加を記録。
NICEは、企業における顧客対応を改革するために、150カ国以上で25,000社を超える顧客にサービスを提供しています。この中にはFortune 100企業の85社以上が含まれ、NICEの技術を利用してカスタマーエクスペリエンスを改善しています。
今後の展望
2024年度の通年ガイダンスについては、非GAAPベースの総収益が27億1,500万ドルから27億3,500万ドルの範囲になると見込まれ、前年と比較して中間値で15%の成長が期待されています。また、希薄化後のEPSも10.95ドルから11.15ドルの範囲となり、前年同期比で26%の成長が見込まれています。
エイラムCEOのコメント
「弊社の成功は先進的なAI技術によるものであり、CXoneプラットフォームは業界の変革を牽引しています」エイラム氏はこのように語り、クライアントとの信頼関係を築くことで、さらなる成長を実現できると自信を見せました。AIを活用した自動化技術は、今後の事業運営においてますます重要な役割を果たすでしょう。
NICEは、今後もAIの革新を通じて、顧客満足度を向上させ、業界リーダーとしての地位を強化していく方針です。顧客の期待に応えるため、引き続き技術革新に注力していくとしています。
まとめ
NICEは、第3四半期の業績で確かな成長を実現しました。これにより、クラウド市場における競争力が強化され、顧客に対するサービスの質も向上すると期待されます。今後の成長がますます楽しみです。また、NICEに関する詳細な情報はナイスジャパンの公式サイトやSNSを通じて随時更新されるので注目しておきたいところです。