新サービス『TAYURA Canvas』の概要
はじめに
株式会社プルーブマインドが、2025年10月上旬から新たに提供を開始する『TAYURA Canvas』は、業務基盤サービス「TAYURA Base」の一部として登場します。この新しいデザイン環境は、デザイナーやクリエイターが安全に、そして効率的にチームで協力しながらデザイン作業を進められるように設計されています。
TAYURA Canvasの特長
TAYURA Canvasはオープンソースのデザインツール「Penpot」を基盤としており、最大のポイントは自社専用サーバー上で運用可能な点です。これにより、社外に情報を露出することなく、より安全にチーム間でデザインを共有できます。また、OSSを用いることで、企業向けの安定したサポートも受けることができます。
デザイン作業における課題
近年ではUI/UXデザインの重要性が高まる中、中小企業が抱えるいくつかの難題が浮き彫りになっています。特に、パブリッククラウドサービスの利用による情報漏洩リスクや、外部のSaaSに依存することによるコストの増加が問題とされています。こうした課題を解決するために、プルーブマインドは『TAYURA Canvas』を展開することにしました。
具体的な機能
主な機能
- - オープンソースデザインツール「Penpot」の専用環境:チームでの共同作業を容易にします。
- - UI設計やワイヤーフレーム制作:デザインの初期段階から具体的な設計まで、多角的に対応可能です。
- - サーバーの安全性:自社専用のため、クラウド依存から脱却し、安心して利用できます。
- - データ保存の簡便さ:MinIOを利用することで、バックアップやデータ移行がスムーズに行えます。
料金体系
- - 初期費用:50,000円(税抜)
- - 月額費用:19,800円(税抜)、1Mods(アプリケーション)込みの料金です。このような明確で安定した料金体系は、中小企業にとっても利用しやすいといえるでしょう。
使用シーン
デザイン事務所の共同制作
デザイン事務所では、クライアントとのミーティング中にリアルタイムで修正点を可視化し、最終版を一元管理することが求められます。TAYURA Canvasを使用することで、アイデアの出し合いや修正がチーム全員でスムーズに行え、提案プロセスを短縮できます。
建設業でのプロジェクト管理
建設会社においても、多くの関係者が関与するプロジェクトでは、情報共有がトラブルを避けるために欠かせません。TAYURA Canvasを使うことにより、現場図面に注釈を加えたり、進捗状況をリアルタイムで反映させたりすることが可能になり、業務のスピードが格段に向上します。
税理士事務所での提案作成
税理士事務所では、複雑なデータを直感的に理解させることが必要です。TAYURA Canvasなら視覚的に情報を整理できるため、顧客の理解を深め、安全に情報を管理できます。
今後の発展
プルーブマインドは、今後TAYURA Baseを基礎に据え、業務自動化や資産管理、仮想サーバーの管理機能など、さらに多様な機能を次々と追加していく予定です。2026年までに10種類以上のModsを提供する計画があり、中小企業のさまざまな業務を支援するプラットフォームを構築していく方針です。
まとめ
このように、TAYURA Canvasは中小企業にとっても安全で便利なデザイン環境を提供し、クリエイティブな業務を強力にサポートします。ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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