2026年度InaRISフェロー
2026-03-13 14:12:43

新たな科学の扉を開く!2026年度InaRISフェローに選ばれた二人

新たな科学の扉を開く!2026年度InaRISフェローに選ばれた二人



公益財団法人稲盛財団が発表した2026年度の稲盛科学研究機構(InaRIS)フェローの選定が注目を集めています。このプログラムは基礎科学のさらなる発展を促進するために設立され、今回の選考では35名の応募者の中から、理化学研究所の川口喬吾氏と東京大学の沙川貴大氏の二人が選ばれました。彼らの研究テーマは「非平衡科学の展開」であり、各々が新しい科学の可能性を追求しています。

川口喬吾氏は、理化学研究所開拓研究所の主任研究員として「インテリジェントマターの創発原理の解明」というテーマに取り組んでいます。彼は、生命がエネルギーを使って自らの状態を維持するかたちに焦点を当て、その背後にある物理的原則や知的な特性を探究します。川口氏は「生き物は環境に応じてエネルギーを賢く使う点にこそ、生命の本質がある」と語り、より深い理解を目指す研究の意義を強調しています。

川口氏の研究概要


川口氏は、物理学の観点から「非平衡系」を分析し、生命の本質について新たな視点を提供しようとしています。彼の研究は、彼自身が述べるように、呻き声や川の流れが示す動的な変化といった自然現象と結びついており、生命を知的な物質として捉えることで、新たな理解を促進することを目的としています。長期的な支援を受けることで、彼はこの大きな問いに焦らずじっくり向き合うことできる環境の重要性を感じています。

次に沙川貴大氏は、東京大学大学院工学系研究科の教授として、「非線形・非平衡トポロジーとその熱力学への応用」を研究しています。沙川氏は、非線形および非平衡系のトポロジーに関する新たな原理を解明し、エネルギー効率を高めるための熱機関や情報処理の設計に応用することを目指しています。

沙川氏の研究概要


沙川氏が特に着目している点は、古典的な確率過程や非線形振動子といった従来あまり議論されていなかった対象にトポロジーを適用することで、新たな知見を引き出すことにあります。彼はこの助成を機に、非線形・非平衡系の研究を大きく発展させ、トポロジー研究の新たな軸を確立することを目指しています。

InaRISフェローシッププログラムの意義


稲盛科学研究機構が提供するこのフェローシッププログラムは、応用研究ばかりが注目される中、基礎研究の重要性を再認識する場所でもあります。選ばれたフェローには、2026年から2035年までの10年間にわたり、毎年1,000万円の研究費が支給され、その総額は1億円に上ります。さらに、直接研究費に加え、間接経費も必要に応じて支給されるため、研究者が本来の研究に集中できる環境が整えられています。

この取り組みは、国内外の研究者同士の交流を促し、切磋琢磨するための場を提供することを目的としており、フェローたちはそれぞれの大学や研究機関で独立して研究を進めながらも、InaRISの運営委員会と協力し合い、オープンな研究環境を育むことが期待されています。

今後の二人の研究成果が、基礎科学の進展に寄与し、社会に対する意義を深めていくことが期待されます。さらなる詳細については、稲盛財団のウェブサイトをご覧ください。

会社情報

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公益財団法人稲盛財団
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Wiki3: 稲盛財団 フェローシップ InaRIS

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