地域の魅力を結集する革新的なプラットフォーム「ものコトMarket」始動
株式会社PROPELaが新たにリニューアルしたローカルECプラットフォーム「ものコトMarket」が、徳島県神山町で実証プロジェクトとしてスタートしました。このプロジェクトは、地域の魅力的な“もの”や“コト”を結びつけ、関係人口の創出を目指すものです。
事業の背景
PROPELaは「時空間デザインで社会課題を解決し、持続可能な未来をつくる」という使命を掲げています。地域資源の需要と供給を可視化し、地域循環型社会の実現を目指すスタートアップとして、自治体や地域ビジネスとの共創を通じてローカルマーケットの運営を推進してきました。
一方、コクヨ株式会社は、2021年に「自律協働社会」の実現を目指してさまざまな取り組みを行ってきました。神山町では、地域の教育機関への寄付やプログラムパートナーとしての協力を通じて、人材育成活動に注力しています。今回の「ものコトMarket」の取り組みも、地域と都市の協働を模索する新たな一歩として位置付けられています。
実証プロジェクトの内容
このプロジェクトでは、地元中高生の居場所づくりを行う株式会社バンビと協力し、2025年11月には「神山★バンビ Bon Bon マーケット」を公開します。このプラットフォームでは、町の特産品や地元アクティビティの情報コンテンツが集められ、ECサイトとしての役割を果たします。これにより、地域内外のユーザーがオンラインとオフラインを行き来しながら、神山町との新しい接点を作ることが可能になります。
イベント概要として、コクヨの品川オフィスで開催される「CULTURE SNACK」への参加も予定されており、地域の魅力をさらなる形で発信・共感を育む機会となるでしょう。詳細はティザーサイトで確認できます。
ものコトMarketの特徴
「ものコトMarket」は、地域の物産や体験、情報を一元化し、その流通を促進する新しい仕組みです。地域ごとに設置されるマーケットオーナーが、地元の商品の出品を募集し、地域の価値を編集・運営することができるため、消費者にとっても新たな体験を提供します。
また、出品者自身が在庫管理や問い合わせ対応を行うことで、地域全体のECモールを運営できる点が特長です。これにより、地域資源がダイレクトに供給され、持続可能な商業モデルを実現します。
社会的意義と今後の展開
「ものコトMarket」は、地方創生の新たなインフラとしての役割を担います。特に、人口減少が続く中で、地域が自らを支えるための仕組みを提供することが期待されています。このプラットフォームを通じて、地域経済や観光施策に還元できるデータの収集が可能になります。
この取り組みが成功すれば、全国各地にこのモデルを広げ、地方の持続可能性を高める手助けとなるでしょう。PROPELaは、コクヨと共に地域に根ざした取り組みを展開し、関係人口の創出と地域経済が自立する循環を生み出すことを目指しています。
代表者のコメント
山中祐一郎社長は、このプロジェクトを通じて地域の持続可能性を高めたいと語ります。地産地消に取り組んできた実績を踏まえ、神山町のデジタルインフラを実装し、地域と都市との関係を“共感”から“共関”へと進化させようとしています。彼はこの実証モデルを全国展開する意欲を示しています。
お問い合わせ先
株式会社PROPELaへの問い合わせは、
こちらのリンクをご覧ください。広報担当までお気軽にお問い合わせいただけます。