江戸時代の重要文化財『練塀』の最後の見学会が開催
江戸城に伝わる貴重な文化財『練塀~ねりべい~』が2024年の「東京文化財ウィーク」に合わせて最後の内部構造見学会を行います。この特別なイベントは、港区にある廣度院にて、皆さんの力を借りて文化財を守り、未来に伝えていくための大切な機会です。
廣度院の歴史
廣度院は、江戸時代の明和4年(1393年)に前身の光明寺から増上寺に移籍する際、別院として設立されました。この場所は徳川家康の四男が埋葬されており、重要な歴史を有しています。また、増上寺の三解脱門の前に位置し、現在も伝統的な文化を守り続けています。
『練塀』とは?
『練塀』は江戸時代に造られた土塀で、江戸城の設計にも影響を与えたと言われています。その内部構造は特に興味深く、1998年と2023年に行われた解体調査によって、江戸城の築城関係資料と類似した特徴が発見されました。これは、文化財としての価値をさらに高める重要な発見です。
2025年には修復作業が再開される予定ですが、内部構造を直接見学できる機会は今回が最後となります。この特別公開を通じて、ぜひ文化財への理解を深めていただきたいと思います。
イベントスケジュール
「東京文化財ウィーク」に合わせて、以下のようなイベントが開催されます:
1.
練塀内部特別公開(毎日公開)
2.
練塀造営体験(10/27,11/3 13:00~15:00)
3.
文化財講座(無料)
4.
港区歴史散策会(無料)
5.
スタンプラリー(「練塀」を知ろう!)
6.
甘酒専門店の特別販売(甘酒グッズの支援)
7.
御朱印・御守りの授与(新しい記念品の提供)
参加者は、これらのイベントに参加しながら江戸時代の文化を体験し、同時に貴重な文化財を守るための活動に貢献することができます。一部のイベントは定員制となっているため、事前の申し込みをおすすめします。
参加方法とお知らせ
参加ご希望の方は、申し込みフォームを通じて事前にご登録ください。また、文化財講座や散策会、造営体験についても詳細をお確かめください。
この貴重な文化財『練塀』を守り、未来に繋げるために、みんなで力を合わせましょう。歴史ある文化財に深い理解を持ち、皆さんの参加をお待ちしております。
詳細は
公式サイトでご確認ください。