別府のシンポジウム
2025-12-25 16:21:01

別府で開催されたダイバーシティとインクルージョンに関するシンポジウムの成果とは

別府でのシンポジウム: ダイバーシティとインクルージョンの進展



2025年12月13日、経営理論の深化を目指したシンポジウム「なぜダイバーシティはあってもインクルージョンは進まないのか」が、大分県別府市のビーコンプラザで開催されました。このイベントは、経営分野におけるダイバーシティの重要性を再認識する場となりました。

シンポジウムの背景



今回のシンポジウムは、一般社団法人世界標準の経営理論実践研究会が主催し、株式会社リンクアンドモチベーションのモチベーションエンジニアリング研究所が共同開催しました。エビデンスに基づいた経営理論と実践を結びつけ、特にダイバーシティとインクルージョンに焦点を当てた討論が展開されました。

入山章栄教授(早稲田大学ビジネススクール)が基調講演を務め、経営戦略としてのダイバーシティの位置づけを明らかにすることで、参加者たちに新たな視点を提供しました。入山教授は、ダイバーシティは単なる理念ではなく、組織の成長段階で必要不可欠な戦略であると強調しました。

イベントの内容と参加者



シンポジウムは、地域の特性を考慮に入れたパネルディスカッションが行われる中で、参加者たちが多様な背景を持ち寄り、真摯な意見を交わしました。トヨタ自動車、ダイキン工業、オムロンなどの製造企業に加え、日本銀行や大分銀行、地方の企業、行政や教育機関からの代表者が参加し、経営や社会に与えるインクルージョンの影響について討論が行われました。

意識の変革



モチベーションエンジニアリング研究所の上席研究員である林幸弘氏は、経営におけるイノベーションは慣習から解放されるところから始まると述べ、混ざり合う過程こそが「人的資本経営」を推進する重要な要素であることを語りました。その上で、想定外の摩擦を恐れずに、人と人とがぶつかり合うことの重要性を訴えました。特に、参加者同士が意見を交換し合い、「熱量」を一緒に感じることが新たな価値を生み出すための鍵であると指摘しました。

続く取り組み



シンポジウムに参加した約100名は、異なる業界の専門家や学者、実務者としての視点を持ち寄ることで、ダイバーシティとインクルージョンについての理解を深めることに成功しました。別府市という土地柄が、多様な文化を持つ地域であることから、このような試験的なディスカッションが生まれたと言えるでしょう。今後、この活動が企業の現場にどのように影響を及ぼすかが注目されます。

まとめ



シンポジウムは単なる情報交換の場を超え、参加者間での深い理解と共感を生む機会となりました。今後も、ダイバーシティとインクルージョンを進めるための活動が続けられていくことは間違いありません。このような取り組みの積み重ねが、多様性を支える社会の実現へとつながることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社リンクアンドモチベーション
住所
東京都中央区銀座4丁目12−15 歌舞伎座タワー 15階
電話番号
03-6853-8111

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