JTBとKIYONOが共同開発した新たなAI機能『AIレポーター』
株式会社JTBと株式会社KIYONOが手を組み、観光業界に革新をもたらす新しいサービス『AIレポーター』を開発しました。このサービスは、データ解析を自動化し、迅速かつ正確なレポーティングを実現することを目的としています。
新サービス『AIレポーター』とは?
JTBとKIYONOは、観光業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速に貢献するため、生成AIを活用した『AIレポーター』を共同開発しました。2024年4月23日からサービスを開始するこのシステムは、DMP(データマネジメントプラットフォーム)から得られたデータを基に、AIが学習し、分析結果を自動的にレポートとして生成します。
この新サービスは、以下のような観光業者のニーズに応えます。
- - データ分析が初めての人でも簡単に使える使いやすさ
- - データの鮮度を保つために自動更新機能を搭載
- - 既存のBIツールやDMPに付加サービスとして統合可能
対象とする市場とニーズ
観光業界は、デジタル化の波が押し寄せているにもかかわらず、特にデータ解析においては未だ課題が残っています。今回の『AIレポーター』は、特に以下のような課題を持つ事業者にとって価値あるソリューションです。
- - データ解析が難しいと感じている事業者
- - DMP構築は完了したが、その後の活用が進まない事業者
- - 人間の分析に加えてAIによる考察も取り入れたい事業者
実際の活用例
『AIレポーター』は、実際に以下のような活用がされており、観光業者によるデータ活用の一助となっています。
- - スタンプラリーや電子チケットの実績から分析された周遊ルートのレポート
- - 各種予約、販売データを基にした売上比較
- - 複数予約情報から旅行者のペルソナを可視化
- - 各種データから課題解決のための示唆
初期導入の声
一般社団法人海峡都市関門DMOの代表、巌洞秀樹氏は、「私たちは2024年度の実証事業を通じて観光客の満足度向上と地域経済の活性化を目指しており、『AIレポーター』を活用することでデータ分析の精度を高めることができました。今後も地域事業者と協力して観光客の行動分析を行い、施策の検討を支援していく予定です」とコメントしています。
今後の展望
『AIレポーター』は観光DXを更に推進するために、自治体や地域の事業者に対してデータドリブン経営を支援し続けるとともに、さらなる機能拡充や新しいソリューションの開発にも取り組む予定です。これにより、観光業界全体におけるデジタル変革を促進し、地域の魅力を引き出す新たなビジネスチャンスを創出していくことでしょう。
会社情報
株式会社JTB
JTBは、「交流創造事業」を中心に全国にネットワークを展開し、地域の課題解決に向けた取り組みを進めています。HPは
こちら。
株式会社KIYONO
KIYONOは、AI技術を駆使し、観光業界のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。HPは
こちら。
地域と共に成長し続ける『AIレポーター』は、今後の観光業界に新たな風を吹き込むことでしょう。