ポリプラスチックス、環境配慮型新材料PLASTRON(R) LFTを発表
ポリプラスチックス株式会社が、自社の公式ウェブサイトで新材料「PLASTRON(R) LFT(Long Fiber Reinforced Thermoplastics)RA627P」の販売を2025年1月から開始することを発表しました。この新しいグレードの材料は、音響機器部品や産業機器部品での制振対策に加え、軽量化と高い剛性を実現することに特化しています。
新材料の特長と利点
新たに発表されたPLASTRON(R) LFTは、ポリプロピレン(PP)樹脂と再生バイオマス材料からなるセルロース繊維の複合材料です。これにより、業界でも評価される低密度と高剛性に加え、優れた制振性能を提供しています。様々な製品用途において、剛性を高めつつも密度を抑えられ、軽量化へ大きく貢献します。
この材料は特に、スピーカー振動板など音響機器部品や、産業機器の筐体など、制振性が重要視される製品に最適です。これにより、製品の性能を向上させながらも、環境への負担を軽減することが可能になります。
環境への配慮
PLASTRON(R) LFT RA627Pの大きな特徴は、カーボンフットプリント(PCF)が小さい再生セルロース繊維の使用です。この環境配慮型素材により、製品の持続可能性が向上し、よりエコフレンドリーな開発が促進されます。ポリプラスチックスは、この新材料を通じて、循環型社会の実現に寄与することを目指しています。
今後の展望と市場への貢献
ポリプラスチックスは、PCFをさらに低減する新たなグレードの開発も進めています。同社は、PLASTRON(R) LFT製品のポートフォリオを拡大し、市場のニーズに応えるための取り組みを続けるとともに、客様との協力によって持続可能な未来を築いていくことに力を入れています。
これに伴い、PLASTRON(R) LFTの技術はスピーカーの振動板だけでなく、EVモーター周辺部品、ヘッドアップディスプレイ筐体、各種ファン、MRI装置の筐体など、様々な産業へ幅広く展開される予定です。
会社概要
ポリプラスチックス株式会社は、1964年に設立されて以来、各種ポリマーやプラスチックの製造販売をおこなってきました。東京都港区に本社を置き、資本金は30億円です。代表取締役社長の宮本仰氏が主導する同社は、先進の技術を用いた製品開発で、業界全体のイノベーションに寄与しています。
公式ウェブサイト
詳細は、ポリプラスチックスの
公式ウェブサイトをご覧ください。